ニュース速報

ワールド

米コロナ死者2000人超、5月以来初めて 入院者数も過去最多

2020年11月26日(木)04時21分

米国で新型コロナウイルス感染症による1日当たりの死者が5月以来初めて2000人を超えた。感謝祭の連休を迎え、人の移動が予想される中、状況の悪化が懸念される。カンザス州ハッチンソンの病院で20日撮影(2020年 ロイター/CALLAGHAN O'HARE)

[25日 ロイター] - 米国で新型コロナウイルス感染症による1日当たりの死者が5月以来初めて2000人を超えた。感謝祭の連休を迎え、人の移動が予想される中、状況の悪化が懸念される。

24日の死者は2157人と、40秒に1人が死亡したことになる。ロイターの集計によると、これまでの最多は4月14日に記録した2806人。当初は3384人とされていたが、1日当たりの死者数は集計の遅れなどによって変動する可能性がある。

1日当たりの新規感染者数も17万人を超えた。

同日の入院者数も8万7000人を突破し、これまでの最多を記録。全米各地の医療施設の病床も逼迫しつつある状況を示唆している。ロイターの集計によると、今月に入り50州中30州で、入院者数が過去最多を記録している。

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長はABCのニュース番組「グッド・モーニング・アメリカ」で、マスク着用やソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の維持)、屋内を中心に人の集まりを避けることを続ける必要性を強調し、今週の感謝祭の集まりを可能な限り小規模にするよう促した。「感染拡大抑制に向けた措置を実行すれば、いずれこの状況を切り抜けられる。感謝祭に向けた私の最後のお願いだ」と語った。

感謝祭に向けて旅行者が増加し、週末22日に米国内の空港のセキュリティーチェックを通過した旅客者数は約105万人と、コロナ感染の拡大が始まった3月半ば以降で最高の水準に達した。

ニューヨーク州のクオモ知事は記者団に対し「今年は通常の感謝祭ではない」と釘を刺し、通常の感謝祭のように振る舞うことは「現実の否定」に等しいと語った。

米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領は、コロナ対策を最優先課題に位置付けており、25日にコロナ対策を巡り演説する見通し。

ファウチ氏はCーSPANに対し、バイデン氏のスタッフと連絡を取っており、次期政権のいかなる対策本部にも関与していく意向だと明らかにした。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

英がイランから職員退避、各国で渡航自粛の動き 中東

ワールド

クリントン氏、エプスタイン氏の犯罪「全く知らず」 

ワールド

IAEA、イランに核査察許可求める 「不可欠かつ緊

ワールド

トランプ氏「軍事行使が必要な時も」、イランとの協議
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石が発見される...ほかの恐竜にない「特徴」とは
  • 4
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 5
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    トランプがイランを攻撃する日
  • 8
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 9
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKI…
  • 10
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 9
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中