ニュース速報

ワールド

ロシア中銀、政策金利4.25%に据え置き コロナ禍で利下げ余地

2020年10月24日(土)02時02分

ロシア中央銀行は23日、政策金利を過去最低水準の4.25%に据え置くと決定した。写真はモスクワのロシア中銀本部。2019年2月撮影(2020年 ロイター/Maxim Shemetov)

[モスクワ 23日 ロイター] - ロシア中央銀行は23日、政策金利を過去最低水準の4.25%に据え置くと決定した。据え置きは予想通り。ただ新型コロナウイルス感染拡大を巡る状況が悪化する中、利下げの余地はあるとの見解を示した。

中銀は、通貨ルーブル相場の下落による消費者物価の押し上げ効果が続いていると指摘。ただナビウリナ総裁は記者会見で、新型ウイルスの感染拡大に加え、世界経済の減速はディスインフレ効果をもたらすとし、「政策金利引き下げの余地はまだあるとみている」と述べた。

中銀は声明で「今後の政策決定会合で一段の利下げの必要性を検討する」とし、前回の文言を踏襲。金融政策は21年も緩和的に維持すると表明した。

経済成長率見通しについては、2020年はマイナス4─5%になるとし、従来のマイナス4.5─5.5%から上方修正。ただ21年はプラス3─4%とし、プラス3.5─4.5%から下方修正した。

市場では、12月18日の次回会合で利下げが決定されるか懐疑的な見方が出ている。

キャピタル・エコノミクスは、来年2月に25ベーシスポイント(bp)の利下げが決定されると予想。21年末までに政策金利は3.50%まで引き下げられるとの見方を示した。

ロッコ・インベストも、政策金利が21年中に4%を下回ると予想している

中銀の政策決定を受け、ルーブル相場は上昇。対ドルで76.12ルーブルと、9月22日以来の高値を付けたほか、対ユーロで90.15ルーブルと、約1カ月ぶりの高値を付けた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午前のドルは152円前半に下落、1月安値下抜けが焦

ワールド

米エネ長官が約30年ぶりベネズエラ訪問、投資拡大推

ビジネス

鹿島、純利益予想を上方修正 建築施工順調で市場予想

ビジネス

午前の日経平均は反落、短期的過熱感や円高が重し
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 7
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 8
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 9
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 10
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中