ニュース速報

ワールド

米コロナ対策協議、合意でも議会通過は選挙後か=下院議長

2020年10月22日(木)05時45分

米民主党のペロシ下院議長は21日、追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る協議が合意に至る可能性はまだ残されているとしつつも、議会通過は大統領選後になる可能性があるとの認識を示した(2020年 ロイター/HANNAH MCKAY)

[ワシントン 21日 ロイター] - 米民主党のペロシ下院議長は21日、追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る協議が合意に至る可能性はまだ残されているとしつつも、議会通過は大統領選後になる可能性があるとの認識を示した。

ペロシ氏はMSNBCに対し、11月3日の大統領選前の議会通過を望んでおり、「私は楽観的だ」と強調しつつも、共和党のマコネル上院院内総務が議会採決を選挙後に実施する考えである可能性を示唆した。

ホワイトハウスのモーゲンスターン報道官は、政権ができる限り早期の合意を望んでいるとしつつも、「選挙後の方が事が容易に運ぶ可能性があるとの声が与野党双方から上がっていることを認識している」と語った。

ペロシ氏とムニューシン財務長官による追加コロナ経済対策を巡る協議はこの日も継続。ペロシ氏の報道官は、「きょうの話し合いで法案の実現にさらに近づいた」と述べた。22日も協議を継続する。

規模は民主党が求める2兆2000億ドル相当となる可能性があるが、上院共和党は2兆ドル規模の追加対策に反対を唱えている。

しかし、メドウズ大統領首席補佐官は記者団に対し、ペロシ、ムニューシン両氏による超党派合意が上院通過に必要な票獲得につながることを確信していると述べた。

また、上院議員らとの昼食後、FOXニュースに対し、ホワイトハウスが現在、1兆9000億ドル規模の対策を見込んでいると明かした上で、議員らが規模だけでなく対策の中身にも懸念していると述べた。

共和党議員の中には、選挙後に支援策成立がより難しくなるかもしれないという声もあり、ブラント上院議員は、「今年やるとしたら、今しかないと思う」と述べた。

米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は同日、コロナ経済対策を巡る下院民主党指導部との協議について、「晴れ晴れしく楽観的」との見方を示した。

CNBCテレビとのインタビューで「状況は好ましい方向に向かって進んでいる。何ら確約はできないが、見通しは明るさが増している」と語った。

メドウズ氏はFOXビジネス・ネットワークに対し、州・地方政府向け支援が最大のネックになっていると認めた上で、交渉は新たな段階に入っており、技術的な面に一段と焦点が移行しているものの、折り合いがついていない問題も複数あると述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ベネズエラ、今月初めの米軍による攻撃で兵士47人死

ワールド

EU、重要インフラでの中国製機器の使用を禁止へ=F

ワールド

イラン抗議デモ、死者3000人超と人権団体 街中は

ワールド

韓国、米のAI半導体関税の影響は限定的 今後の展開
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手がベネズエラ投資に慎重な理由
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 5
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 8
    イランの大規模デモ弾圧を可能にした中国の監視技術─…
  • 9
    日中関係悪化は日本の経済、企業にどれほどの影響を…
  • 10
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 6
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 10
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中