ニュース速報

ワールド

モーリシャス沖で座礁の貨物船、1800トンの油なお残る

2020年08月11日(火)17時44分

 8月11日、商船三井は、インド洋モーリシャス沖で座礁した貨物船「わかしお」について、現在も1600トンの重油と200トンの軽油が船に残っていると発表した。画像は流出した燃料。提供されたビデオ静止画像から(2020年 ロイター/REUBEN PILLAY/REUBSVISION.MU, VIRTUAL TOUR OF MAURITIUS/REUTERS TV via REUTERS)

[東京 11日 ロイター] - 商船三井は11日、インド洋モーリシャス沖で座礁した貨物船「わかしお」について、現在も1600トンの重油と200トンの軽油が船に残っていると発表した。船体の亀裂は拡大しているという。

わかしおは岡山県の長鋪(ながしき)汽船の関連会社が保有・管理し、商船三井が運航する大型ばら積み船。7月25日に座礁し、その後燃料が流出。モーリシャスのジャグナット首相が環境緊急事態宣言を出すなど、周辺の生態系に深刻な影響を及ぼす恐れが懸念されている。

商船三井は重油1000トンが燃料タンクから流出したと推定。残る重油のうち、1020トンは小型タンカーへ抜き取ったとしている。また、流出した重油のうち、約460トンは手作業で回収した。

船体の亀裂が拡大していることから、漂流しないようタグボートと係船しているという。

モーリシャスのジャグナット首相は10日、重油の流出は停止したものの、依然として「最悪のシナリオ」に備える必要があるとの考えを示した。

同首相は、「船体に複数の亀裂が確認されており、非常に深刻な事態に直面している。最悪のシナリオに備えるべきで、船体がいずれ崩壊することは明白だ」と語った。

船舶の安全性や環境汚染防止策などを検査をする日本海事協会は11日、わかしおが今年3月2日に終了した年次検査を問題なく通過したことを明らかにした。

商船三井は同日、現地に人員を派遣した。情報収集や、流出した油の回収などに当たる。今期業績に与える影響については、適時開示が必要になる額とは想定していないという。

*情報を更新して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ゴールドマン、第2四半期の原油価格予想を引き下げ

ビジネス

イオン、27年2月期純利益は730億円見込む 市場

ワールド

サハラ以南の26年成長予想を4.1%に下方修正、世

ワールド

「空を飛ぶべきはミサイルでなく鳥」、台湾野党主席が
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 3
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 4
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 5
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 8
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 9
    キッチンスポンジ使用の思いがけない環境負荷...マイ…
  • 10
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 5
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 6
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 7
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 8
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 9
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 10
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中