ニュース速報

ワールド

タイ中銀、政策金利を0.50%に据え置き 経済に回復の兆し

2020年08月05日(水)18時54分

[バンコク 5日 ロイター] - タイ中央銀行は5日、政策金利の翌日物レポ金利を過去最低の0.50%に据え置いた。据え置きは2会合連続で市場の予想通りだった。

新型コロナウイルス感染防止のためのロックダウンが緩和され、経済に回復の兆しが出ている。

金融政策委員会は、全会一致で据え置きを決定した。

タイ中銀は今年、新型コロナ危機に対応し3回利下げしている。

金融政策委員会のTitanun Mallikamas氏は会見で「政策金利は過去と比べても、近隣諸国と比較しても既に非常に低い。もはや主役ではない」と指摘した。

タイ中銀は昨年8月以降5回の政策金利の引き下げを行い、利下げ幅は合計125ベーシスポイント(bp)となった。一部のアナリストは中銀が取り得る手段は限られるとして、年内は現状維持を予想している。

ただ、同氏は「緊急時には有している手段を活用する」用意があるとも述べた。また「全般的な経済活動が(新型コロナ)流行前の水準に戻るまで少なくとも2年かかる」との見方を示した。

中銀は通貨バーツ高の景気回復への影響を懸念しているとし、状況を監視し必要な措置を講じる用意があると表明した。またインフレ率が来年、目標水準に戻ると予想した。

観光業が壊滅状態で輸出も低迷していることから、アナリストは経済の急回復は見込めないとみている。

カシコン銀行の資本市場調査部門トップ、Kobsidthi Silpachai氏は「ソーシャルディスタンスの緩和は需要の一部を支えたが、回復にはかなりの時間がかかる」と述べた。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国春節の9連休、国内旅行と消費支出を押し上げ

ビジネス

グーグル、データセンター向けに米電力会社2社と契約

ワールド

米、ロシアとUAEの個人・団体にサイバー関連の制裁

ビジネス

アップル、AIなど技術投資優先 株主総会でCEO表
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された…
  • 5
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 8
    「極めて危険」──ゼレンスキー、ロシアにおける北朝…
  • 9
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 10
    武士はロマンで戦ったわけではない...命を懸けた「損…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中