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原油先物、減産順守要請受けて上昇 週間では約9%高

2020年06月20日(土)05時48分

6月19日、米国時間の原油先物は上昇した。ただ、新型コロナウイルスの感染継続で景気回復が失速するとの懸念から、上げ幅を大きく縮小した。写真は2019年11月、テキサス州の油田で(2020年 ロイター/Angus Mordant)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は上昇した。ただ、新型コロナウイルスの感染継続で景気回復が失速するとの懸念から、上げ幅を大きく縮小した。

米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は19日、新型コロナの継続的な感染拡大が景気回復を妨げる恐れがあることから、一段の財政・金融政策対応が必要になるという考えを示した。これを受け、原油価格も高値から下落した。

さらに、米国の新型コロナ感染拡大を受け、アップルがフロリダ州、アリゾナ州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州の11店舗を再び一時閉鎖すると発表した。

清算値は、北海ブレント先物が0.68ドル(1.64%)高の1バレル=42.19ドル。米WTI先物は0.91ドル(2.34%)高の39.75ドル。

週間では、北海ブレントが9%、WTIが8.7%上昇した。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の合同閣僚監視委員会(JMMC)は18日、イラクやカザフスタンなどに対し、一段の減産順守を求めた。この日の原油先物はこれを材料に高値を付けていた。

ロイター
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