ニュース速報

ワールド

東京都、五輪の簡素化を検討 橋本担当相「IOCなどとの決定注視」

2020年06月04日(木)14時04分

東京都の小池百合子知事は4日、東京オリンピック・パラリンピックについて、大会の合理化・簡素化を検討しているとの認識を示した。2日撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 4日 ロイター] - 東京都の小池百合子知事は4日、東京オリンピック・パラリンピックについて、大会の合理化・簡素化を検討しているとの認識を示した。橋本聖子五輪担当相も同日、国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会、東京都の決定事項を政府として「しっかりと注視していく」と語った。

小池知事は、五輪開催には「都民、国民の共感と理解が必要だ。そのためにも、合理化すべきところ、簡素化すべきところは進めていく」と指摘。その上で「いろいろな研究も国、組織委員会などと連携しながら考えていきたい。そのような打ち合わせは行っている」と明らかにした。

橋本五輪相は記者団に対し、「4月16日にIOCと組織委員会が開催したレビューで、サービス水準の最適化・合理化について検討していくということで合意したと承知している」とした上で、政府は全体をサポートする立場だと語った。

一方、菅義偉官房長官は4日午前の会見で、IOCなどが新型コロナウイルスのワクチン開発を東京五輪の開催条件としているという事実はないと強調した。ただ、ワクチンが果たす役割は大変大きいとは認識しているとも述べた。

読売新聞は4日、東京大会の開催について、政府と大会組織委員会が開催方式の簡素化を選択肢の一つとして検討していることがわかったと報じた。

*内容を追加しました。

(青山敦子、石田仁志 編集:田中志保)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

韓国大統領、保護主義とナショナリズムの高まりに警鐘

ワールド

ブラジルで自動車生産が一部停止も、半導体供給危機が

ワールド

トランプ氏、当面の焦点は中国 米朝首脳会談にオープ

ビジネス

トヨタ、米からの逆輸入「今後も検討継続」 米側は実
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 2
    コレがなければ「進次郎が首相」?...高市早苗を総理に押し上げた「2つの要因」、流れを変えたカーク「参政党演説」
  • 3
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大ショック...ネットでは「ラッキーでは?」の声
  • 4
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 5
    楽器演奏が「脳の健康」を保つ...高齢期の記憶力維持…
  • 6
    「ランナーズハイ」から覚めたイスラエルが直面する…
  • 7
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 8
    「何これ?...」家の天井から生えてきた「奇妙な塊」…
  • 9
    「死んだゴキブリの上に...」新居に引っ越してきた住…
  • 10
    リチウムイオンバッテリー火災で国家クラウドが炎上─…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 8
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 9
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 10
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中