ニュース速報

ワールド

英、ギリアドのコロナ治療薬を一部患者に供給へ

2020年05月27日(水)04時26分

英保健省は26日、米製薬ギリアド・サイエンシズとの提携の一環として、同社の感染症治療薬「レムデシビル」を最も効果が望める一部の新型コロナウイルス感染症患者に投与できるよう供給すると明らかにした。独ハンブルクで4月代表撮影(2019年 ロイター)

[ロンドン 26日 ロイター] - 英保健省は26日、米製薬ギリアド・サイエンシズとの提携の一環として、同社の感染症治療薬「レムデシビル」を最も効果が望める一部の新型コロナウイルス感染症患者に投与できるよう供給すると明らかにした。

保健省は、世界各地で実施された初期の治験結果でレムデシビル投与で新型ウイルス感染症(COVID-19)からの回復期間が4日短縮することが示されていると指摘。ハンコック保健相は記者会見で「新型ウイルス感染症治療で最大の前進だ」と述べた。

ただ、政府は何人の患者に投与されるかは明らかにしなかった。

レムデシビルを巡っては米国立衛生研究所(NIH)が先週、追加的な酸素が必要な状態にあるが人工呼吸器装着は必要ない患者に対する投与が最も効果的との結果が示されたと発表。ただレムデシビルの投与を受けても死亡率が高いことは、他の医薬品との併用で治療効果が上がる可能性があることを示しているとも指摘した。

英リーズ大学のスティーブン・グリフィン准教授はレムデシビルは「特効薬ではない」としながらも、「回復率の上昇と死亡率の低下は望める」と述べた。

ギリアドは、緩やかな症状を呈している新型ウイルス感染症患者を対象に自社が実施しているレムデシビルの治験結果を今月末に公表する。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日米閣僚が会談、関税合意踏まえた経済連携強化を再確

ビジネス

インフレは依然高すぎる、政策変更は差し迫らず=米ク

ワールド

イラン空域制圧へ作戦順調、米が新指導者候補を複数検

ビジネス

米2月雇用、9.2万人減で予想外のマイナス 失業率
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だったはずの中国が、不気味なまでに静かな理由
  • 2
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 3
    10歳少女がライオンに激しく襲われる...中国の動物園で撮影された「恐怖の瞬間」映像にネット震撼
  • 4
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 5
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 6
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 9
    アルツハイマーを予防する「特効薬」の正体とは? …
  • 10
    「ハリポタ俳優で終わりたくない」...ハリー・メリン…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中