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トランプ米大統領、人工呼吸器生産巡りGM批判から称賛に一転

2020年03月30日(月)14時14分

 3月29日、新型コロナウイルスの感染拡大で不足が深刻化している人工呼吸器の生産を巡り、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)を強く批判していたトランプ米大統領は、同社を評価する姿勢に一転した。写真はワシントンで撮影(2020年 ロイター/Al Drago)

[ワシントン 29日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染拡大で不足が深刻化している人工呼吸器の生産を巡り、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)を強く批判していたトランプ米大統領は29日、同社を評価する姿勢に一転した。

トランプ大統領は27日、「国防生産法」に基づく権限を行使し、GMに対し人工呼吸器の生産を命じた。GMはそれに先立ち、早急に人工呼吸器を生産すると発表していたが、トランプ大統領は「GMは時間を無駄にしている」などと批判していた。

しかしトランプ氏は、29日にはこうした姿勢を一転し、「GMはすばらしい仕事をしている。何も心配はいらない」と称賛。「(GMは)非常に懸命に取り組んでいるようだ。非常に良い報告を受けている」と語った。

GMは29日、インディアナ州の工場で人工呼吸器の生産に向けて取り組む様子を撮影した画像を公表した。

GMの製造責任者、ジェラルド・ジョンソン氏はロイターに対し、夏までに1カ月当たり1万台の生産を目指すと述べた。

GMは今週、ミシガン州の工場でマスクの生産も開始する予定で、4月半ばまでに1日5万枚を生産する見通しだ。

ロイター
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