ニュース速報

ワールド

韓国の感染ペース最悪、国民に外出控えるよう呼びかけ

2020年02月29日(土)14時49分

韓国疾病予防管理局(KCDC)は29日、新たに594人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。写真は2月26日、ソウルで撮影(2020年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 29日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染ペースが最悪となった韓国は29日、週末の外出を控えるよう政府が国民に呼びかけた。

韓国疾病予防管理局(KCDC)によると、新たに594人の感染を確認。1月20日に国内で初めて感染が確認されて以降、1日の増加数としては最大となり、国内感染者は計2931人に達した。

保健福祉部の金剛立・次官はこの日の会見で、「宗教関連の集会や抗議集会など、この週末は人が集まるイベントには参加しないようお願いしたい」と述べた。

さらに金次官は、今週末が感染拡大を阻止するための「重要なとき」とし、「外出せずに家にとどまり、他者との接触を最小限に」と呼びかけた。

新たな感染者のうち、476人は韓国南東部の大邱市で確認された。大邱市では新興宗教団体「新天地イエス教会」で集団感染が起こり、感染者が急増した。近隣の慶尚北道でも60人が新たに感染した。

死者数は16人のまま、前日から増えていない。

ソウル中心部では文在寅大統領に批判的な保守系団体が大規模な抗議活動を予定していたが、裁判所は衛生上の懸念があるとして計画を認めなかった。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ハンガリー、米国と新たな金融協力協議開始へ=外務貿

ワールド

ポーランド初の原発建設に国庫補助、EUが承認 36

ビジネス

国内企業物価、11月は前年比2.7%上昇 農林水産

ビジネス

米NEC委員長「利下げの余地十分」、次期FRB議長
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキング」でトップ5に入ったのはどこ?
  • 3
    中国の著名エコノミストが警告、過度の景気刺激が「財政危機」招くおそれ
  • 4
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 5
    「韓国のアマゾン」クーパン、国民の6割相当の大規模情…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    「1匹いたら数千匹近くに...」飲もうとしたコップの…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    イギリスは「監視」、日本は「記録」...防犯カメラの…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中