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トルコ、シリア北西部の拠点からアサド政権軍排除へ=大統領

2020年02月27日(木)10時49分

2月26日、トルコのエルドアン大統領(写真)は、シリア北西部イドリブ県にトルコ軍が設置した停戦監視拠点から週内にシリアのアサド政権軍を排除する計画を明らかにした。アンカラの議会で撮影。大統領府提供(2020年 ロイター)

[アンカラ 26日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は26日、シリア北西部イドリブ県にトルコ軍が設置した停戦監視拠点から週内にシリアのアサド政権軍を排除する計画を明らかにした。

イドリブはトルコが支援するシリア反政府勢力の最後の主要な拠点となっているが、ロシアの支援を受けるシリア政府軍は掌握に向け攻勢を強めている。

エルドアン大統領は、与党議員に対し「われわれは今月末までに何らかの方法で、トルコの監視拠点を(シリア政府軍の)包囲から解放することを計画している」と述べた。

シリア政府軍は、過去数日にイドリブ県南部で多数の村や町を掌握したとしている。

エルドアン大統領は5日、アサド政権軍に月末までにトルコの監視拠点から撤退しなければ排除すると警告していた。

トルコとロシアの当局者は26日、地域の緊張緩和に向けた3回目の協議をアンカラで開始した。トルコ国営アナドル通信によると、協議は27日も継続する。これまで2回の協議では大きな進展はなかった。

ロイター
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