ニュース速報

ワールド

サウスカロライナ州有力議員、バイデン氏支持表明へ=ポリティコ

2020年02月27日(木)11時19分

 米政治専門サイトのポリティコによると、米下院民主党ナンバー3で、アフリカ系米国人のジム・クライバーン議員(サウスカロライナ州選出)(写真)は、2020年米大統領選の民主党候補としてバイデン前副大統領への支持を2月26日に表明する見通しという。写真は2018年11月にワシントンで撮影(2018年 ロイター/Jim Young)

[ワシントン 23日 ロイター] - 米政治専門サイトのポリティコによると、米下院民主党ナンバー3で、アフリカ系米国人のジム・クライバーン議員(サウスカロライナ州選出)は、2020年米大統領選の民主党候補としてバイデン前副大統領への支持を26日に表明する見通しという。

ロイターはこの報道について確認できていない。クライバーン議員の関係者は、同議員が誰を支持するか決定したという報道は「憶測」だとしている。

サウスカロライナ州では29日に第4戦の予備選が予定されており、同州選出のクライバーン氏がバイデン氏への支持を表明すれば、大きな影響を与える可能性がある。同州ではアフリカ系米国人が民主党有権者の半数以上を占める。

同州チャールストンの地元紙ポスト・アンド・クーリエは、クライバーン氏がインタビューで、支持候補を決定したとの報道を受け、支持する候補はまだ決めておらず、バイデン氏、ウォーレン上院議員、クロブシャー上院議員のいずれかで検討していると述べたと伝えた。

MSNBCのインタビューで、バイデン氏はクライバーン氏が自身を支持するかどうかは分からないとした上で「そう期待する」とし、同氏による支持は最も重要だと述べた。

アイオワ、ニューハンプシャー両州でさえない結果となったバイデン氏はネバダ州での党員集会では中間集計の段階で2位につけている。

バイデン氏の陣営はニューハンプシャーの予備選後に支持者らに対し、サウスカロライナでの予備選で勝利しなければバイデン氏が指名争いに残ることはできないとしており、29日の予備選での勝利はバイデン氏にとって不可欠となる。

大統領選の候補指名レースから撤退した作家マリアン・ウィリアムソン氏は、サンダース上院議員への支持を表明した。

ウィリアムソン氏は、テキサス州で行われたサンダース氏の集会に同氏とともに姿を見せ、「バーニー・サンダース氏は長年にわたって態度を明確にしている。われわれはバーニーとともにある」と語った。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

戦場の成果、米との和平協議に「前向きな影響」=ロシ

ビジネス

ユーロ圏のインフレ、今後数カ月は2%前後で推移=ラ

ビジネス

中国人民銀、一部銀行の債券投資調査 利益やリスクに

ワールド

香港大規模火災、死者159人・不明31人 修繕住宅
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇気」
  • 2
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与し、名誉ある「キーパー」に任命された日本人
  • 3
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させられる「イスラエルの良心」と「世界で最も倫理的な軍隊」への憂い
  • 4
    【クイズ】日本で2番目に「ホタテの漁獲量」が多い県…
  • 5
    台湾に最も近い在日米軍嘉手納基地で滑走路の迅速復…
  • 6
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 7
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 8
    トランプ王国テネシーに異変!? 下院補選で共和党が…
  • 9
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が…
  • 10
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 1
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 4
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 5
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 6
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 7
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 8
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中