ニュース速報

ワールド

伊五つ星運動のディマイオ党首が辞任、連立政権の不安定性増大

2020年01月23日(木)06時30分

 イタリア連立政権の一角を担う「五つ星運動」のディマイオ党首が22日、党首を辞任した。写真はローマで昨年10月撮影(2020年 ロイター/Alberto Lingria)

[ローマ 22日 ロイター] - イタリア連立政権の一角を担う「五つ星運動」のディマイオ党首が22日、党首を辞任した。党内の分断が鮮明になる中での党首辞任を受け、不安定な連立政権の先行き不透明性が増大した。

ディマイオ氏は党員に対し「五つ星運動の党首としての辞表を提出するために今日、ここに来た」と表明。新党首が選出されるまで、党の内務規定部門を率いるビト・クリミ氏が暫定党首を務めることを明らかにした。五つ星運動は向こう数カ月以内に党大会を開き新党首を選出する。

クリミ氏はディマイオ氏の辞任は政府の安定性に影響を与えないと強調。コンテ首相も同様の声明を発表した。

これに先立ち複数の新聞は、連立政権で外相を務めるディマイオ氏が午前中に閣僚を務める五つ星のメンバーと面会し、午後に党の会合で辞任を発表する見通しと報じていた。

ディマイオ氏は引き続き外相を務める見込み。

ディマイオ氏の党首辞任が政権崩壊につながるとは予想されていないが、党内の亀裂が鮮明となった形。五つ星では離反者が増え、支持率も落ち込んでいる。

政治リスクコンサルティング会社ポリシー・ソナールを率いるフランチェスコ・ガリエッティ氏は、「ディマイオ氏の辞任は連立政権の先行きにとって非常に不吉な前兆だ。民主党(PD)は再構築を進めていると発表したばかり。イタリアでは家が火に包まれているときにしか党首辞任や党内改革は起きない」と述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米ミネアポリスで数万人デモ、移民当局職員による女性

ワールド

米、来週にもベネズエラ制裁さらに解除=ベセント氏

ワールド

吉村・維新の会代表、冒頭解散「驚きない」 高市氏と

ワールド

イラン当局、騒乱拡大で取り締まり強化示唆 ネット遮
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画をネット民冷笑...「本当に痛々しい」
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 7
    決死の嘘が救ったクリムトの肖像画 ──ナチスの迫害を…
  • 8
    美男美女と話題も「大失敗」との声も...実写版『塔の…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中