ニュース速報

ワールド

金正恩氏、ASEAN首脳会議出席見送り 南北関係緊張で「無意味」

2019年11月21日(木)19時43分

 11月21日、北朝鮮は、来週韓国で開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議への招待について、金正恩朝鮮労働党委員長(写真)の出席を拒否した。写真はウラジオストクで4月撮影(2019年 ロイター/Shamil Zhumatov)

[ソウル 21日 ロイター] - 北朝鮮は、来週韓国で開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議への招待について、金正恩朝鮮労働党委員長の出席を拒否した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が21日伝えた。南北関係の緊張を理由に「無意味だ」と一蹴した。

KCNAによると、招待状は韓国の文在寅大統領が5日に金委員長に送り、委員長が参加できなければ特使の出席が可能としていた。

文大統領は、釜山で開かれるASEAN首脳会議の場に金委員長が加わることに期待を表明していた。大統領の事務所は、朝鮮半島和平に向けた両首脳の努力に国際的な支持を集めるための招待だったと説明。金委員長がこの機会を逃すことは「非常に遺憾」だとした。

北朝鮮は韓国政府に謝意を示す一方で、韓国に対し、金委員長が出席する「正当な理由が見つからないことへの理解」を求めた。

一方、韓国が米国に依存しているために過去の南北首脳会談での合意が実行に移されていないとして韓国を批判し、「合意事項がまったく実行されていないため、形式だけの南北首脳会談は無意味だ」と主張した。

「米国にひどく頼ることで失敗を経験したにもかかわらず、不適当な多国間の場で南北関係を協議しようという提案には困惑させられる」とした。

北朝鮮は最近、米韓合同軍事演習や韓国による米国製の兵器購入などを巡り批判を強めていた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン戦争は2週目に、トランプ氏「無条件降伏」求め

ビジネス

アングル:欧州で若者向け住宅購入の新ビジネス、価格

ワールド

焦点:道半ばの中国「社会保険改革」、企業にも個人に

ワールド

昨年の関税合意実施を米と確認、日本が不利にならない
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗雲...専門家「イランの反撃はこれから」「報道と実態にズレ」
  • 2
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 3
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 4
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 5
    【WBC】侍ジャパン、大谷翔平人気が引き起こした球場…
  • 6
    女性の顔にできた「ニキビ」が実は......医師が「皮…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 9
    大江千里が語るコロナ後のニューヨーク、生と死がリ…
  • 10
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中