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米英首脳、両国の「特別な関係」強調 野心的な貿易協定追求へ
7月13日、トランプ米大統領はメイ首相と会談し、米英の「特別な関係」の重要性を強調した。写真は13日、バッキンガムシャーで会談後記者会見するメイ首相(右)とトランプ大統領(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)
[英チェッカーズ 13日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、訪問先の英国ロンドン郊外にある首相別荘(チェッカーズ)でメイ首相と会談した。両首脳は会談後に行った共同記者会見で、米英の「特別な関係」の重要性を強調した。
トランプ大統領は会見で、メイ首相が欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉を首尾良く進めていると評価し、ブレグジット後に米英が締結する二国間貿易協定を心待ちにしていると語った。
ブレグジット交渉については「英国がどのような決定をしても米国には差し支えない」とした上で、「重要なことは米英の貿易関係だ。両国に素晴らしい好機となり、われわれはこのチャンスを十分に生かしていく」と語った。
首脳会談に先立ち公表された英紙とのインタビューでは、トランプ大統領はメイ首相の提示した穏健なEU離脱案を批判し、米英間の自由貿易協定締結は不可能になる可能性があるとの認識を示していた。
記者団から同インタビューでのコメントについて質問を受けたトランプ大統領は、メイ首相を批判していないと主張。報道は「フェイク(偽)ニュース」とし、「この素晴らしい女性は素晴らしい仕事をしている」と賞賛した。
メイ首相も「ブレグジットに伴い、米英が自由貿易協定を追求することで一致した」とし、「両国が恩恵を受ける野心的な協定の締結を目指す」と語った。
こうした中、ロンドン市内ではトランプ大統領を批判する大規模な抗議活動が展開され、数千人が参加した。トランプ大統領の英国滞在中、100を超える抗議活動が計画されているという。
メイ首相との会談を終えたトランプ大統領は同日、ウィンザー城でエリザベス女王と会見する。
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