ニュース速報

ワールド

スコットランドで独立支持が過去最高、EU懐疑派も増加=調査

2017年03月15日(水)11時05分

 3月14日、スコットランドで英国からの独立の支持率が過去最高水準に上昇したことが、調査会社スコットセンが15日発表した調査結果で明らかになった。写真は独立支持グループ「イエス」のメンバー。2014年9月、スコットランド・グラスゴーで行われたスコットランド独立国民投票後に撮影(2017年 ロイター/Cathal McNaughton)

[15日 ロイター] - スコットランドで英国からの独立の支持率が過去最高水準に上昇したことが、調査会社スコットセンが15日発表した調査結果で明らかになった。ただ、同時に欧州連合(EU)に対する懐疑心も強まっており、独立の是非を問う住民投票が今実施されたとしても離脱派の勝算は小さそうだ。

英国離脱の支持率は46%で、2012年の2倍に達した。一方、EU離脱、あるいはEUの影響力低下を望むと答えた割合は3分の2で、2014年の53%から増えた。

昨年の英国民投票では、スコットランド住民の62%がEU残留を望み、英国全体と際立った違いを示していた。

スコットセンは今回の調査結果について、住民のEUへの支持が「弱すぎる」ため、スコットランド自治政府のスタージョン首相がEUに残留できることを理由に独立を訴えても、住民投票で勝てる可能性は小さいと分析している。

スタージョン首相は13日、英国のEU離脱条件が明確になる2018年末か19年初めに独立の是非を問う住民投票を再実施するよう求めた。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英製造業PMI、11月改定50.2 約1年ぶりに5

ワールド

香港火災の死者151人に、約40人不明 基準外の修

ワールド

ゼレンスキー氏、2日にアイルランド訪問 経済フォー

ビジネス

村田製、MLCC依存の引き下げ「十分進捗せず」=社
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業界を様変わりさせたのは生成AIブームの大波
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    メーガン妃の写真が「ダイアナ妃のコスプレ」だと批…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    「世界で最も平等な国」ノルウェーを支える「富裕税…
  • 7
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 8
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯…
  • 9
    中国の「かんしゃく外交」に日本は屈するな──冷静に…
  • 10
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中