ニュース速報
ビジネス

TikTok米事業売却、法律順守が必要=中国商務省

2025年04月10日(木)12時54分

 トランプ米大統領が中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業の売却期限を75日間再延期したことについて、中国商務省は9日、ティックトックを巡るいかなる取引も中国の法律に従う必要があるとの認識を改めて表明した。写真はTikTokのロゴ。2022年8月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[北京 9日 ロイター] - トランプ米大統領が中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業の売却期限を75日間再延期したことについて、中国商務省は9日、ティックトックを巡るいかなる取引も中国の法律に従う必要があるとの認識を改めて表明した。

商務省はウェブサイトで「市場経済の法律を無視して力ずくで奪い、企業の正当な権利と利益を損なう行為に反対する」と述べた。

その上で「技術の輸出をはじめとする具体的なビジネスの取り決めは中国の法律を順守しなければならず、中国政府の承認を得なければならない」と強調した。

ティックトックが運用しているアルゴリズム(計算手順)は、中国の親会社である字節跳動(バイトダンス)の業務全体を支える中核技術とされる。中国が2020年に施行した法律によると、アルゴリズムの輸出には中国政府の承認が必要となっている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イラン、核施設の「深刻な損傷」認める 米攻撃で=ア

ビジネス

ステランティス、長期戦略計画の見直しに着手=新CE

ワールド

中台の歴史解釈巡る舌戦過熱化、頼総統の台湾「1つの

ビジネス

香港中銀が為替介入、ペッグ下限到達で12億米ドル売
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係・仕事で後悔しないために
  • 3
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々と撤退へ
  • 4
    人口世界一のインドに迫る少子高齢化の波、学校閉鎖…
  • 5
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 6
    【クイズ】北大で国内初確認か...世界で最も危険な植…
  • 7
    「子どもが花嫁にされそうに...」ディズニーランド・…
  • 8
    都議選千代田区選挙区を制した「ユーチューバー」佐…
  • 9
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事…
  • 10
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 4
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 8
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    「アメリカにディズニー旅行」は夢のまた夢?...ディ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 7
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 8
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中