Ritsuko Shimizu
[東京 9日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスは9日、カナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールから法的拘束力のない買収の再提案を受領したと発表した。事情を知る関係者2人によると、提案額は7兆円程度で、従来の約5.8兆円を約2割上回る。
セブン&アイはクシュータル側の要請に基づき議論の機密性を保持するとし、提案内容を公開していない。
セブン&アイは7月中下旬に受けた従来提案を拒否しており、株主に企業価値の向上策を提示する必要がある。事情を知る関係者2人によると、同社はイトーヨーカ堂などスーパー事業の株式を一部売却する検討を進めている。売却先と組んで同事業の構造改革を着実に進め、予定通り2027年度の新規上場を目指す。
セブン&アイは9日の発表の中で、株主はじめ利害関係者の利益の最大化を引き続き図るとしている。
同社は10日、決算発表を予定している。
ブルームバーグは9日、クシュタールがセブン&アイに新たな買収案を提示したと報じた。1株18.19ドル(約2700円)で、従来提案の1株14.86ドルを2割超上回る水準。再提案は9月19日にセブン&アイに送られたが、それ以降、実質的な交渉は行われていないという。