ニュース速報
ビジネス

ベトナム中銀、サイゴン商銀に前代未聞の240億ドル支援=関係筋

2024年04月17日(水)13時56分

巨額横領事件に揺れるベトナムのサイゴン商業銀行(SCB)に対し、同国中央銀行が前例のない規模の支援を行っていることが、銀行の資料や関係筋への取材から明らかになった。写真は2023年11月、ホーチミンで撮影(2024年 ロイター/Francesco Guarascio)

Francesco Guarascio

[ハノイ 17日 ロイター] - 巨額横領事件に揺れるベトナムのサイゴン商業銀行(SCB)に対し、同国中央銀行が前例のない規模の支援を行っていることが、銀行の資料や関係筋への取材から明らかになった。

ロイターが新たに入手した公式情報によると、SCBは融資を受けなければ経営が破綻するが、SCBへの融資を継続すれば国庫は徐々に枯渇する状況。

資金注入の規模、事業の複雑さ、ベトナムの金融システムへの影響という観点から「前代未聞の」事態に陥っているという。

ベトナムは昨年の公的債務の対国内総生産(GDP)比が37%で、財政赤字の対GDP比は4.4%。中銀によると昨年末時点の外貨準備高は約1000億ドル。

ロイターが入手した銀行資料の一つによると、中銀のSCBに対する特別融資は4月初頭の時点で240億ドルに達していた。またこの資料と他の2つの銀行資料によると、融資はわずかに減少しているが、過去5カ月間の月平均は9億ドル強となっている。

中銀はコメント要請に応じなかった。SCBも電話によるコメント要請に対して回答しなかった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ポルトガル26年成長率を大幅下方修正、イラン紛争と

ワールド

G7外相、仏で26─27日に会合 イランやウクライ

ワールド

トランプ氏「イランは合意望む」、停戦案検討も協議の

ビジネス

現代自動車、中国販売倍増へ 北米で36車種投入計画
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 2
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
  • 3
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 4
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 5
    「有事の金」が下がる逆説 イラン戦争で市場に何が…
  • 6
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 7
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 8
    地上侵攻もありえる...イラン戦争が今後たどり得る「…
  • 9
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 10
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 9
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中