ニュース速報
ビジネス

米共和議員団、バイデン陣営のTikTokアカウント削除を要求

2024年02月21日(水)12時57分

11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の陣営が開設した中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のアカウントを巡り、共和党の18人で構成する議員団が国家安全保障上の懸念から削除を求める書簡をバイデン氏に送った。写真はホワイトハウスで報道陣と話すバイデン氏で19日撮影(2024年 ロイター/Bonnie Cash)

David Shepardson

[ワシントン 20日 ロイター] - 11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の陣営が開設した中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のアカウントを巡り、共和党の18人で構成する議員団が国家安全保障上の懸念から削除を求める書簡をバイデン氏に送った。

ロイターが確認した書簡は「(バイデン氏が)TikTokの既知の国家安全保障リスクを無視している」と指摘。「軍の最高司令官も使用するなら、連邦政府はどのようにして米国民にアプリの危険性を警告できるのか」と疑問を投じた。

バイデン氏の陣営は11日、若年層の有権者を取り込むためTikTokのアカウントを開設。最初に投稿した動画は現在960万回再生され、フォロワーは約16万2000人に達している。

議員団は、アカウントを削除しTikTokがもたらす国家安全保障上の脅威を公に認めるようバイデン氏に求めた。

議員団にはマルコ・ルビオ、ジェリー・モラン、ジョン・バラッソ、マーシャ・ブラックバーン、リック・スコット、ジョシュ・ホーリー各上院議員らが含まれる。

ホワイトハウスとTikTokはコメント要請に応じなかった。バイデン氏の陣営はコメントを控えた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

香港トップが習主席と会談、民主派メディア創業者の判

ワールド

今年のシンガポール成長予想、4.1%に上方修正=中

ビジネス

対米巨額投資、日本の事業会社にリスク 収益性押し下

ワールド

USAID解体は「驚愕」、首席補佐官が米誌インタビ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を変えた校長は「教員免許なし」県庁職員
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 6
    「住民が消えた...」LA国際空港に隠された「幽霊都市…
  • 7
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 8
    【人手不足の真相】データが示す「女性・高齢者の労…
  • 9
    FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 6
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 7
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 8
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中