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米アッヴィ、がん治療薬のイミュノジェン買収 101億ドル

2023年12月01日(金)08時21分

 米製薬大手アッヴィは11月30日、がん治療薬を強みとするイミュノジェンを現金101億ドルで買収すると発表した。2021年3月、マサチューセッツ州で撮影(2023年 ロイター/Brian Snyder)

Leroy Leo Manas Mishra

[30日 ロイター] - 米製薬大手アッヴィは30日、がん治療薬を強みとするイミュノジェンを現金101億ドルで買収すると発表した。

イミュノジェンは「抗体薬物複合体(ADC)」と呼ばれる新しいクラスのがん治療薬を手がける。ADCはがん細胞を正確に標的とし、他の細胞への悪影響を軽減する可能性がある。

アッヴィの提示額はイミュノジェン株1株当たり31.26ドルで、前日終値に94.6%上乗せした水準となった。

イミュノジェンの30日終値は83%高の29.35ドル。今年に入り3倍以上に値上がりした。

買収は2024年半ばに完了する見通し。アッヴィは主力の関節リウマチ薬「ヒュミラ」の後発薬が今年、相次いで市場参入したことから売上高の大幅減に直面しており、イミュノジェン買収で事業を強化する。

ロイター
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