ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏経済、借り入れコスト上昇がGDP下押しへ=HSBC

2023年09月06日(水)09時08分

9月5日、 HSBCのエコノミストらは5日、ユーロ圏経済について、企業が借り入れコスト上昇を受けて投資を減速させることが景気圧迫要因になる可能性を指摘し、金利上昇が2025年までに域内総生産(GDP)を1%超下押しすると予想した。写真はHSBCのロゴ。3月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[5日 ロイター] - HSBCのエコノミストらは5日、ユーロ圏経済について、企業が借り入れコスト上昇を受けて投資を減速させることが景気圧迫要因になる可能性を指摘し、金利上昇が2025年までに域内総生産(GDP)を1%超下押しすると予想した。

ただ、英経済については、新型コロナウイルスの打撃を受けた中小企業を支援するための固定金利(利率2.5%)・政府保証100%の「バウンスバック・ローン」が企業債務の大部分を占めているため、金利上昇の影響が比較的小さいとの見方を示した。

欧州の景気後退(リセッション)入りは「十分起こり得る」としたが、企業のバランスシートが「かなり健全」で倒産リスクが限定的であるため、ユーロ圏で企業部門発の景気後退は見込まないとした。

同社のリードシニアエコノミスト、クリス・ヘア氏は企業がコロナ流行時の補助金で膨れ上がった預金で受け取る利子が増えているため、悪影響が後ずれしていると指摘。

ただ、米国に比べて銀行融資が企業債務に占める割合が大きい欧州で、預金の余剰感が低下する中、「金利による逆風は大体が今年の残る期間と来年にかけて表面化する」と予想した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は反落で寄り付く、原油価格の上昇が重し 一

ワールド

米、日本などに不公正貿易調査開始 夏までに新関税も

ワールド

チリのカスト大統領就任、数十年間で最も右寄りの政権

ビジネス

シティとスタンチャート、ドバイ従業員に在宅勤務指示
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃に支持が広がるのか
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「邪悪な魔女」はアメリカの歴史そのもの...歌と魔法…
  • 7
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 8
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 9
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 10
    ホルムズ封鎖で中国動く、イランと直接協議へ
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 5
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 6
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 7
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中