ニュース速報

ビジネス

米J&Jベビーパウダー訴訟、子会社破産通じた解決を高裁認めず

2023年01月31日(火)08時34分

 米フィラデルフィアの連邦高等裁判所は1月30日、医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がベビーパウダー訴訟に対処するため設立した子会社による連邦破産法11条の適用申請を退ける判断を示した。2016年2月撮影(2023年 ロイター/Shannon Stapleton/Illustration)

[30日 ロイター] - 米フィラデルフィアの連邦高等裁判所は30日、医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がベビーパウダー訴訟に対処するため設立した子会社による連邦破産法11条の適用申請を退ける判断を示した。

訴訟を本体から切り離し、分離後の事業について破産手続きを進める同社の戦略が頓挫した。

J&Jはベビーパウダーやその他のタルク(滑石)製品ががんを引き起こしたなどとする原告による3万8000件以上の訴訟を抱えており、新設した子会社が破産申請していた。

破産裁判所の記録によると、J&Jは破産申請前の時点で訴訟の判決や和解に伴い35億ドルの支払いに直面していた。

同社は子会社の破産について、誠実に開始した手続きであり、全ての原告の利益のために訴訟を公平に解決することが目的だと主張した。

だが、連邦高裁はJ&Jが子会社を設立したのは経営難に陥ったためではなく、破産制度を利用することだけが目的だったとし、同社の主張を退けた。

J&Jは上訴する意向を示すとともに、自社のタルク製品の安全性を改めて強調した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

日中関係「少しぎくしゃく」、トランプ氏が高市氏との

ビジネス

米新築住宅販売、1月は60万戸割れ 22年10月以

ワールド

トランプ氏、イラン情勢巡り日本の積極行動に期待 高

ワールド

米とイスラエル、対イラン作戦の目標「同一でない」=
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 ──「成功」が招く自国防衛の弱体化
  • 4
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 5
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 6
    原油高騰よりも米国経済・米株市場の行方を左右する…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 9
    トランプ暴走の余波で加熱するW杯「ボイコット論」..…
  • 10
    アメリカはまた「壊した後」を考えていない...イラク…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 9
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 10
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中