[ロンドン 15日 ロイター] - サウジアラビアの西岸、紅海​に面したヤンブー港で、原油の積み出しが停止された。海運業界関係筋が15日、明らかにした。世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアは数日前、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃を受け、東西パイプラインを停止したばかり。

サウジ国営石油会社サウジアラムコは、コメントを控えた。同社は2月28日に米国とイランの紛争が始まって以降、ヤンブー港のターミナルの利用を拡大していた。

これを受け、15日の原油先物価格は1バレル当たり3ドル近く上昇。ヤンブー港での原油積み出し停止のほか、リビアが3油田の操業を停止したことを受け、主要な原油供給ルートの混乱が数週間続く可能性への懸念が強まった。

北海ブレント先物は米東部時間午前11時06分(日本時間16日午前0時06分)時点で2.81ドル(2.66%)高の1バレル=108.49ドル、米WTI先物は3.29ドル高の104.68ドル。この水準が維持されれば、両指標とも約4カ月ぶりの高値で取引を終える見通しとなった。

キャピタル・エコノミクスの気候・コモディティー担当エコノミスト、ハマド・フセイン氏は「サウジを標的としたフーシ派による新たな攻撃は、紛争の深刻度と長期化に関する原油市場の見方に影響を与えている可能性がある」と述べた。

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