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中国不動産の万達がドル建て社債発行、業界の債務危機以降初

2023年01月13日(金)13時28分

 1月13日、中国の不動産大手、大連万達集団(ワンダ・グループ)の傘下企業が総額4億ドルのドル建て社債を発行したことがタームシートで分かった。写真は北京で2016年3月撮影(2023年 ロイター/Damir Sagolj )

[シドニー/香港 13日 ロイター] - 中国の不動産大手、大連万達集団(ワンダ・グループ)の傘下企業が総額4億ドルのドル建て社債を発行したことがタームシートで分かった。同国不動産部門でドル建て社債の公募が実施されるのは、業界全体の債務危機が2021年終盤に表面化して以来初めてとなる。

不動産サービス会社の大連万達商業管理は、償還期間2年の社債の利率を12.375%に設定。仮条件の12.625%をやや下回った。

ロイターが確認した同社のプレゼンテーション資料によると、応募倍率は3.7倍となり、ブラックロック、フィデリティなどロングオンリー(買い持ち専門)のファンドからは5億ドルの買い注文があった。

資料はまた、「休眠状態だった中国不動産および高利回り債市場が再開し、積極的かつ前向きな反応があった」と記されている。

ムーディーズは同社債にBa3(BBマイナスに相当)の格付けを付与し、フィッチはBBを付与した。どちらも投資不適格級。

ロイター
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