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独労組、アマゾンの各地物流拠点で順繰りの年末商戦スト要請

2022年12月19日(月)14時39分

ドイツ統一サービス産業労組(ベルディ)は18日、国内各地の米アマゾン・ドット・コム物流拠点7カ所の従業員に対し、今後数日で順繰りに賃上げ要求ストに入ることを支持するよう訴えた。写真はマンハイムの物流センターで2019年9月撮影(2022年 ロイター/RALPH ORLOWSKI)

[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツ統一サービス産業労組(ベルディ)は18日、国内各地の米アマゾン・ドット・コム物流拠点7カ所の従業員に対し、今後数日で順繰りに賃上げ要求ストに入ることを支持するよう訴えた。クリスマス商戦の混乱・中断を最大化する狙い。

労組側はアマゾンが多額の利益を上げているのに賃上げがインフレ上昇に追いついていないとし、会社側のスト対抗準備を阻むため、代わる代わる拠点ごとに、予告なしに業務を中断するよう呼びかけた。ドイツでは団体交渉権を認められている他企業に比べ、アマゾン従業員が年間で数千ユーロ給与が少ないと主張した。

これに対しアマゾン側は、ストは国内20拠点の数カ所にしか影響しないと指摘。物流拠点では9月に賃上げをしたとし、従業員には賞与や福利厚生や職業訓練も提供していると主張した。

ドイツはアマゾンにとって米国に次ぐ大きな市場。同社はドイツで労働協約の団体交渉を認めていない。ベルディは2013年から同社の賃上げや待遇改善を求め、ストを組織している。

ロイター
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