ニュース速報

ビジネス

米銀大手首脳がFRBの利上げ支持、経済への痛みも認識

2022年09月22日(木)07時49分

 米銀行大手首脳は、9月21日の下院金融サービス委員会における公聴会で、米連邦準備理事会(FRB)の利上げへの支持を表明した。ワシントンで撮影(2022年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ワシントン 21日 ロイター] - 米銀行大手首脳は、21日の下院金融サービス委員会における公聴会で、米連邦準備理事会(FRB)の利上げへの支持を表明した。一方で経済が痛みを伴うのは避けられないとも認めた。

公聴会にはJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)、ウェルズ・ファーゴのチャールズ・シャーフCEO、バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEO、シティグループのジェーン・フレーザーCEOらが出席した。

FRBは21日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の追加利上げを決めた。

公聴会で物価高騰に対処しようとしているFRBの決意に信頼を置くなら手を挙げてほしいと求められた各首脳は、いずれも挙手。ただ消費者には厳しい局面が訪れ、米経済が景気後退(リセッション)に陥る恐れがあると証言した。

フレーザー氏は利上げについて、信用スコアの低い人々は金融面でより大きなストレスを経験し、新型コロナウイルスのパンデミック期間に急上昇した貯蓄率は恐らく低下するだろうと述べた。

モイニハン氏は、利上げは住宅ローンなど消費者にとって重要な金融商品の借り入れコストの上昇を意味すると指摘しつつ、「現実問題として実行が必要だ」と付け加えた。

ダイモン氏は、米国が軽度のリセッションに突入する可能性があり、世界的なエネルギーと食料の供給を巡る不確実性を生み出しているウクライナにおける戦争の動き次第では、事態がさらに深刻化しかねないと警告した。

フレーザー氏は、欧州でのエネルギー危機は米国製品・サービスの需要減退を通じて米経済にも悪影響を及ぼしてもおかしくないと述べた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米労働生産性、第4四半期は2.8%上昇 伸び鈍化も

ビジネス

米新規失業保険申請件数は横ばいの21.3万件、労働

ワールド

トランプ大統領、イラン次期指導者の選出に「関与する

ビジネス

EXCLUSIVE-NATO、集団的自衛権行使の協
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    「え、履いてない?」モルディブ行きの飛行機で撮影された、パイロットの「まさかの姿」にSNS爆笑
  • 3
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 4
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 5
    対イラン攻撃に巻き込まれ、湾岸諸国が存立危機
  • 6
    「ハリポタ俳優で終わりたくない」...ハリー・メリン…
  • 7
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 8
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「旅客数が多い空港」ランキン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中