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米ウォルグリーン、英事業売却を白紙に 「妥当な買収提案なし」
2022年06月29日(水)07時40分
米ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは6月28日、英ドラッグストアチェーンのブーツ事業売却計画を白紙化したと明らかにした。2021年11月、マンハッタンで撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)
[28日 ロイター] - 米ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは28日、英ドラッグストアチェーンのブーツ事業売却計画を白紙化したと明らかにした。世界的な金融市場混乱のあおりを受け、妥当な買収条件を提示する相手が登場しなかったという。
複数の関係者はロイターに、プライベートエクイティ(PE)のアポロ・グローバルとTDRが買収に名乗りを上げたが、銀行が厳しい市場環境を理由に大規模融資を渋ったため、資金調達が難しくなったと語った。
ウォルグリーンは1月、米国市場重視に戦略を修正した一環としてブーツの売却方針を表明。ブーツは当初最大80億ポンド(108億8000万ドル)の価値があると評価され、ゴールドマン・サックス主導で売却入札の手続きが進んでいたとされる。
エバーコアISIはノートに「マクロ環境が安定してくれば、数年以内に(ブーツが)売却される公算はなお残っているとみている」と記した。
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