ニュース速報

ビジネス

インド中銀、リライアンス・キャピタルの破産手続き開始を発表

2021年11月30日(火)13時52分

 11月29日、インド準備銀行(中央銀行)は、ノンバンク大手リライアンス・キャピタルの破産手続きを開始すると明らかにした。写真はインド中銀のロゴ。ニューデリーで2018年11月撮影(2021年 ロイター/Altaf Hussain)

[ベンガルール 29日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は29日、ノンバンク大手リライアンス・キャピタルの破産手続きを開始すると明らかにした。

リライアンス・キャピタルは、中銀による倒産・破産法に基づく債務問題の解決を歓迎すると発表。また、中銀が任命した破産管財人に協力する考えを示した。

2019年6月に第4・四半期決算の会計手法に不明確な点があるなどの問題が発覚。その後、債務返済や社債利払いの不履行が数回発生した。

同社は、過去2年間に最善の努力を行ってきたものの、一部銀行に関連した法廷闘争などの影響により債務問題の解決が進んでいないと説明した。

声明で「銀行からの借入残高はなく、債務の95%近くは社債の形を取っている」としている。

リライアンス・キャピタルは、大富豪ムケシュ・アンバニ氏の弟アニル・アンバニ氏が会長を務めている。インドの裁判所は昨年、アニル・アンバニ氏の破産手続きを停止し、資産売却を禁止した。

同氏は今年3月末時点でリライアンス・キャピタル株を保有していなかった。

インド準備銀行は、今年初めにスレイ・インフラストラクチャ・ファイナンスとスレイ・エクイップメント・ファイナンスに対しても同様の措置を取っている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中ロは相互支援強化すべき、外相会談で王氏が訴え

ビジネス

FRB当局者、インフレ低下持続か「判断は尚早」 慎

ワールド

インタビュー:ウクライナ、同盟国の支援加速・直接関

ビジネス

JPモルガン、純金利収入予想引き上げ 軟着陸想定も
MAGAZINE
特集:スマホ・アプリ健康術
特集:スマホ・アプリ健康術
2024年5月28日号(5/21発売)

健康長寿のカギはスマホとスマートウォッチにあり。アプリで食事・運動・体調を管理する方法

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気を失った...家族が語ったハマスによる「拉致」被害

  • 3

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の「ロイヤル大変貌」が話題に

  • 4

    米誌映画担当、今年一番気に入った映画のシーンは『…

  • 5

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 6

    中国の文化人・エリート層が「自由と文化」を求め日…

  • 7

    ベトナム「植民地解放」70年を鮮やかな民族衣装で祝…

  • 8

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 9

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 10

    「親ロシア派」フィツォ首相の銃撃犯は「親ロシア派…

  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 5

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 6

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 7

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の…

  • 8

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 9

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 10

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 4

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された─…

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中