ニュース速報

ビジネス

マイナス金利深掘りは慎重な検討を、収益に大きな影響=地銀協会長

2021年06月16日(水)15時34分

 6月16日、地銀協の柴田新会長は就任会見で、日銀のマイナス金利政策を含む大規模な金融緩和の副作用が顕在化していると警戒感を示した。日銀本店、昨年5月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 16日 ロイター] - 全国地方銀行協会(地銀協)の新会長に就いた静岡銀行の柴田久頭取は16日の就任会見で、日銀のマイナス金利政策を含む大規模な金融緩和の副作用が顕在化していると警戒感を示した。

マイナス金利が深掘りされれば地銀決算に非常に大きな影響が及ぶと述べ、日銀に慎重な政策運営を求めた。

個人的な意見と前置きした上で述べた。

柴田会長は、日銀の大規模な金融緩和によって、新型コロナウイルスの感染拡大で資金需要が高まる中でも低位な資金調達コストが実現し、実体経済を下支えしていると評価する半面、市中金利の低下で銀行の利ザヤは縮小し、マーケットでも運用環境が悪化していると述べた。

その上で「副作用をできるだけ抑制しつつ、最大限の効果を発揮する形で金融政策が運営されるよう、日銀においては関係者や市場としっかり対話しながら丁寧に議論を進めてほしい」と語った。

地域金融機関の経営効率化を目指し、日銀は特別付利制度を創設した。柴田会長はマイナス金利が深掘りされると、貸出金などに非常に大きな影響が出てくると指摘。「特別付利制度が創設されたことを持ってマイナス金利の深掘りがされていくことに関しては、慎重な考え方をお願いしたい」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

北朝鮮が2日連続で飛翔体発射、韓国の緊張緩和期待に

ビジネス

世銀総裁、中東戦争の経済的な影響を警告 成長鈍化と

ビジネス

パーシング・スクエア、ユニバーサル・ミュージックを

ビジネス

米ギリアド、独バイオ企業を50億ドルで買収 がん治
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命防衛隊と消耗戦に
  • 4
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 5
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 8
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 9
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 10
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 6
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中