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米成長率、今年は7%も 供給阻害解消へ=クラリダFRB副議長
米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は17日、労働力を含む供給のボトルネックの解消で景気回復の加速化が見込まれるとし、米経済の今年の成長率は7%に達する可能性があるとの見方を示した。写真はクラリダ副議長。2019年8月撮影(2021年 ロイター/Jonathan Crosby)
[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は17日、労働力を含む供給のボトルネックの解消で景気回復の加速化が見込まれるとし、米経済の今年の成長率は7%に達する可能性があるとの見方を示した。
クラリダ副議長はアトランタ地区連銀主催の会合で「今年は経済成長が加速する公算があり、成長率は6%を超え、7%に達する可能性がある」と述べた。
ただ、米経済は現在は「極めて流動的な時期」にあると指摘。労働市場の需給均衡には幾分時間がかかる可能性があるとの見方を示した。
その上で、最大雇用の達成で物価に不相応な圧力はかからないというのが基調的な見方だが、インフレが一過性のものであることを確実にするために、FRBは物価に関するデータを注意深く検証する必要があると指摘。インフレ見通しに上昇圧力がかかる恐れがあるとデータで示されれば、FRBは対応すると述べた。