ニュース速報

ビジネス

英3月小売売上高、前月比5.4%増 前年度の政府借り入れも大幅増

2021年04月23日(金)19時11分

 英国立統計局が発表した3月の小売売上高は前月比5.4%増加した。衣料品店が特に堅調で、伸び率は市場予想の1.5%を大きく上回った。写真は1月、ロンドンで撮影(2021年 ロイター/Kevin Coombs)

[ロンドン 23日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した3月の小売売上高は前月比5.4%増加した。衣料品店が特に堅調で、伸び率は市場予想の1.5%を大きく上回った。

ONSは「新型コロナウイルス規制の緩和効果」が反映されたと説明した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ポール・デールズ氏は「人々が日常生活を送るために欠かせない業務を担っているのではない小売り店舗が4月に再開される前にもかかわらず、経済がかなり改善していたことを示すものだ」と述べた。

大半の西側諸国で新型コロナの感染が拡大していた前年同月と比べると7.2%増だった。

3月のオンライン販売比率は34.7%と、過去最高だった2月から低下した。

これとは別に発表されたデータによると、先月に終了した会計年度の英政府借り入れは3031億ポンド(4201億ドル)となり、前年度から2460億ポンド拡大した。

対国内総生産(GDP)比で14.5%と、平時として過去最高となった。第2次世界大戦後の1946年は15.2%だった。新型コロナウイルス流行に伴う公的支出拡大と減税が背景。

英債務当局は、2021/22年度に国債を2526億ポンド発行する予定だとした。3月時点の計画から433億ポンド引き下げた。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン、イスラエルへの報復ないと示唆 戦火の拡大回

ワールド

「イスラエルとの関連証明されず」とイラン外相、19

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、5週間ぶりに増加=ベー

ビジネス

日銀の利上げ、慎重に進めるべき=IMF日本担当
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 3

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 4

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32…

  • 5

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離…

  • 8

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    ネット時代の子供の間で広がっている「ポップコーン…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 9

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中