ニュース速報

ビジネス

GMが北米3工場生産休止を再延長、ブラジル工場も 半導体不足で

2021年03月04日(木)11時19分

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は3日、世界的な半導体不足の影響が続く中、北米3工場での生産休止を少なくとも4月半ばまで延長し、新たにブラジル・サンパウロ州のグラバタイ工場の操業を4─5月に停止すると発表した(2021年 ロイター/Daniel Becerril)

[デトロイト 3日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は3日、世界的な半導体不足の影響が続く中、北米3工場での生産休止を少なくとも4月半ばまで延長し、新たにブラジル・サンパウロ州のグラバタイ工場の操業を4─5月に停止すると発表した。

GMは先月、米カンザス州フェアファックス、カナダ・オンタリオ州インガーソル、メキシコ・サンルイスポトシの3工場の生産休止を3月中旬まで延長すると発表していた。

広報は「GMは引き続き入手可能な半導体をフルサイズピックアップトラックや多目的スポーツ車(SUV)などの売れ筋の車種の生産に振り向ける」とした。

GMは減産規模や、半導体不足の影響を受けている部品や部品供給業者については明らかにせず、可能な限り減産分を補うとの見通しを示すにとどめた。

GMは先月、自動車用半導体チップの不足によって、2021年の営業利益が15億―20億ドル押し下げられ、100億―110億(1株当たり4.50―5.25ドル)となるという見通を示している。

競合の米フォード・モーターも先月、半導体不足が響き、第1・四半期の自動車生産が最大20%減少し、利益が最大25億ドル押し下げられる可能性があるとの見通しを示した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、26年度の難民受け入れ上限7500人に

ワールド

米NY州が非常事態宣言、6500万ドルのフードバン

ワールド

ロシア、ウクライナのエネルギー施設に集中攻撃 全国

ビジネス

ECB、3会合連続で金利据え置き 今後の道筋示さず
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面に ロシア軍が8倍の主力部隊を投入
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動…
  • 8
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 9
    必要な証拠の95%を確保していたのに...中国のスパイ…
  • 10
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 4
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 10
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中