ニュース速報

ビジネス

米ズーム、売上高見通しが予想上回る 第3四半期は利益率低下

2020年12月01日(火)08時17分

11月30日、ビデオ会議サービスの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが示した第4・四半期(11─1月)の売上高見通しは市場予想を上回った。写真はズームのロゴ。3月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[30日 ロイター] - ビデオ会議サービスの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが30日に示した第4・四半期(11─1月)の売上高見通しは市場予想を上回った。ただ、第3・四半期に粗利益率が低下したほか、一部の成長指標が鈍化を示したことから同社の株価は引け後の時間外取引で5.2%下落した。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う在宅勤務拡大の流れを受け、有料のサブスクリプションサービスへのシフトが進む中、ズームのユーザー基盤は急速に拡大している。

しかし、こうした急成長にはコストの増大が伴っている。ズームはデータセンターの一部を自社で運営する一方、需要の増加に対応するため、クラウドコンピューティングサービスで、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、オラクルといった外部企業に依存している。

これらの費用や多くの無料ユーザーに圧迫され、第3・四半期の粗利益率は66.7%に低下。リフィニティブのIBESデータによるアナリストの予想(72.1%)を下回った。新型コロナのパンデミック前の平均は約80%だった。

また、従業員10人以上の法人顧客は43万3700社と前年同期比485%増えたものの、前期比では17%の増加にとどまった。第2・四半期は前期比で40%増加していた。

ローゼンブラット・セキュリティーズのシニアリサーチアナリスト、Ryan Koontz氏は、法人顧客の伸び鈍化はズームがIT(情報技術)大手に押されている可能性を示していると指摘した。

ただ、ズームは第4・四半期の売上高を8億0600万─8億1100万ドルを見込んでおり、リフィニティブのデータによるアナリスト予想(7億3010万ドル)を上回った。

第3・四半期の売上高は367%増の7億7720万ドルで、こちらもアナリストの予想平均(約6億9400万ドル)を上回った。

普通株主帰属の純利益は1億9840万ドル(1株当たり0.66ドル)。前年同期は220万ドル(同0.01ドル)だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米企業、堅調な経済見込む 少なくともイラン戦争勃発

ワールド

米提案をパキスタンが伝達とイラン高官、トルコも協議

ビジネス

米30年住宅ローン金利、昨年10月以来の高水準 

ワールド

ロシア主要石油輸出港2港、ドローン攻撃で炎上 積み
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆保険」を達成した中国の医療保険の実態とは
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下位になった国はどこ?
  • 4
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 5
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「…
  • 6
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 7
    「有事の金」が下がる逆説 イラン戦争で市場に何が…
  • 8
    スペイン王室、王妃と王女の装いに見る「母から娘」…
  • 9
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 10
    「買ったら高いじゃん?」アカデミー賞会場のゴミ箱…
  • 1
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 2
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 9
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 10
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中