ニュース速報

ビジネス

日経平均は反落、211円安 ファーストリテなど値がさ株は堅調

2020年11月30日(月)17時20分

 11月30日、東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反落した。10月2日、東京証券取引所で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反落した。朝方の日経平均は上値を追う動きとなったものの、徐々に上げ幅を縮小しマイナス圏に転落。後場では下げ幅を拡大する展開となり、一時238円88銭安の2万6405円83銭となった。日経平均の上下の値幅は約428円となり、前週末の終値を挟み上下する値動きとなった。月末でポジション調整が行われやすい環境にあり、短期的な過熱感を意識した利益確定売りが広がった。一方、ファーストリテイリングは2%超高となるなど、値がさ株は総じて堅調だった。

TOPIXは7日ぶりに反落し1.77%安。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は一時15.07倍まで上昇し、今年の最高水準となった。東証33業種では、その他製品以外の32業種が値下がり。鉱業、ゴム製品、石油・石炭製品、非鉄金属、倉庫・運輸関連などが値下がり率上位となった。

市場では「月末ということでポジション調整が行われやすい環境ではあるが、短期筋のショートカバーもあり、終値を挟んで上下する値動きとなった。ただ、月末に下がり、翌月の初めに上がるという株価パターンはよくある。12月のメジャーSQまではまだ上値を試すだろう」(みずほ証券のシニアテクニカルアナリスト、三浦豊氏)との声が聞かれた。

個別ではファーストリテイリング、エムスリー、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどの指数寄与度の高い銘柄が堅調だった。

そのほか、東京ドームは28.65%高。連日のストップ高比例配分となり、引け後に約212万株の買い注文を残した。27日、三井不動産が東京ドーム株を公開買い付け(TOB)すると発表したことが材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり335銘柄に対し、値下がりが1810銘柄、変わらずが32銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは154円後半で底堅い、34年ぶり高

ビジネス

世界の電動車販売、今年1700万台に大幅増 中国が

ビジネス

インタビュー:過度な円安、消費下支え策も一案 追加

ワールド

アングル:米支援で息吹き返すウクライナ、兵力不足は
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 3

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバイを襲った大洪水の爪痕

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 8

    冥王星の地表にある「巨大なハート」...科学者を悩ま…

  • 9

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 10

    ネット時代の子供の間で広がっている「ポップコーン…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 7

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中