ニュース速報

ビジネス

英BP、第3四半期は黒字転換 需要低迷で川下部門が不振

2020年10月27日(火)18時34分

10月27日、英国際石油資本(メジャー)BPの第3・四半期(7─9月)決算は小幅な黒字に転換した。写真はBPのロゴ。スイスのクローテンで2017年10月撮影(2020年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[ロンドン 27日 ロイター] - 英国際石油資本(メジャー)BPの第3・四半期(7─9月)決算は小幅な黒字に転換した。ただ、新型コロナウイルスのパンデミックからの回復ペースは依然不透明で燃料需要や精製マージンを圧迫していると説明した。

BPによると、アジアが他の地域よりも急速に回復しており、事業環境は不安定。

「新型コロナのパンデミックで現在受けている影響は、振れの大きい厳しい業務環境をもたらし続けている」と声明で述べた。

第3・四半期の損益は8600万ドルの黒字。アナリストの予想は1億2000万ドルの赤字だった。第2・四半期は過去最悪となる67億ドルの赤字だった。

原油価格は緩やかに回復しているが、燃料、特に航空燃料の需要がパンデミックの影響で低迷しており、精製マージンは極めて低い。

精製マージンは1バレル当たり6.20ドル。第2・四半期からは若干改善したものの、前年同期の半分にも満たない。

川下部門の実質利益は6億3600万ドルで、前年同期の約3分の1にとどまった。

BPは、今後数カ月で人員を約1万人削減する予定。関連費用は今後数年間で14億ドル程度となる見通し。

債務はやや減少。資産売却で第4・四半期はさらなる減少を見込む。

9月末時点の負債比率(リースを含む)は37.7%で、前四半期から横ばい。前年同期(35.9%)を上回った。

BPは「キャッシュフロー、純債務、負債比率を含む将来の財務パフォーマンスは現在の市場の状況がどの程度続くかなどが左右する。現在の需給不均衡がいつ解消し、コロナ禍の最終的な影響がどのようなものか予想するのは困難」と述べた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は大幅反落、トランプ氏演説で失望感 原油高

ビジネス

ユニクロ、3月国内既存店売上高は前年比9.2%増 

ビジネス

米KKR、融資ファンドの償還制限 解約請求急増

ビジネス

午後3時のドルは159円前半でもみ合い、トランプ演
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 3
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経済政策と石油危機が奏でる「最悪なハーモニー」
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 6
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 7
    北京に代わる新都市構想は絵に描いた餅のまま...大幅…
  • 8
    カンヌ映画祭最高賞『シンプル・アクシデント』独占…
  • 9
    「え、なんで?」フライト中に操縦席の窓が覆われて…
  • 10
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 10
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中