ニュース速報

ビジネス

コロナ禍、単親世帯を直撃 「子どもが食事抜く例も」=NY連銀

2020年08月14日(金)04時28分

新型コロナウイルス禍に伴い、とりわけ単親世帯が経済的に深刻な打撃を受けていることが、ニューヨーク連銀の調査で分かった。ワシントンのFRB本部で昨年3月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)

[13日 ロイター] - 新型コロナウイルス禍に伴い、とりわけ単親世帯が経済的に深刻な打撃を受けていることが、ニューヨーク連銀の調査で分かった。家賃の支払いが滞り、十分な食料を取れないといった状況に見舞われているという。

単親世帯は他の子育て世帯と比べて失業の割合が高く、5ー6月に永久もしくは一時解雇された世帯主は、単親世帯が23.2%、子どものいる世帯が12.9%、子供のいない世帯が9.2%だった。

またフードスタンプ(食料配給券)を受給している割合も、単親世帯は約34%に上るのに対し、子どものいる世帯は13.1%にとどまった。

ただ、単親世帯の多くは支援が足りていないと回答。11.5%は満足な食料が得られず、子どもが食事を抜いているとした。

米地区連銀総裁3人は12日、新型コロナが封じ込められるまでは米景気回復ペースは緩やかなものにとどまると指摘し、少なくとも今後数カ月はウイルスとの共生が必要になるとの考えを示した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

豪GDP、第3四半期は前期比+0.4% 予想下回る

ワールド

アメリカ経済学会、サマーズ元財務長官を活動から排除

ビジネス

豪インフレ、予想以上に長期化なら金融政策に影響も=

ワールド

「戦争の恐怖」から方向転換を、初外遊のローマ教皇が
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 2
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が猛追
  • 3
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇気」
  • 4
    若者から中高年まで ── 韓国を襲う「自殺の連鎖」が止…
  • 5
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 6
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドロー…
  • 7
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 8
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯…
  • 9
    22歳女教師、13歳の生徒に「わいせつコンテンツ」送…
  • 10
    もう無茶苦茶...トランプ政権下で行われた「シャーロ…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中