ニュース速報

ビジネス

伊藤忠がファミマにTOB、非公開後に一部を全農・農中に譲渡

2020年07月08日(水)21時53分

 7月8日、伊藤忠商事は子会社であるファミリーマートの株式を公開買い付け(TOB)すると発表した。写真は東京都内のファミリーマート店舗。2010年11月撮影(2020年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 8日 ロイター] - 伊藤忠商事<8001.T>は8日、子会社であるファミリーマート<8028.T>株式を公開買い付け(TOB)すると発表した。1株2300円で、買い付け代金は約5808億円となる。買い付け期間は7月9日から8月24日まで。

決算会見したファミリーマートの澤田貴司社長は、「伊藤忠とはいろんな技術を使って既存ビジネスをとにかくチューンアップしていきたい」と語り、伊藤忠の持っている技術を使って、企業価値の向上を目指していく考えを述べた。

ファミマ株式は現在、東京証券取引所一部に上場しているが、TOBの結果、上場廃止となる見込み。ファミマ株の所有割合は伊藤忠商事が41.5%、完全子会社の伊藤忠リテールインベストメントが8.6%で、計50.1%を保有しファミマを連結子会社としている。

また、ファミリーマートの非公開化後、伊藤忠は全国農業協同組合連合会(JA全農)と農林中央金庫(農林中金)に対してファミマ株の4.90%を約570億円で譲渡する予定。

ファミリーマートの加藤利夫副社長は「(伊藤忠の)出資比率は100%ではない」と説明したほか、株式の非公開化に賛同したことを強調した。非公開化することによって「加盟店に対する利益率の向上など今まで以上に経営効率を上げていきたい」と語り、成長に向けて従来以上に両社で努力する意向を示した。

譲渡後のファミマ株式の保有割合は伊藤忠が約94.7%、全農および農中が4.90%、東京センチュリーが約0.40%となる予定。

*事実関係を明確にしました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン最高指導者、ホルムズ海峡管理「新段階」と表明

ワールド

レバノン、イスラエルとの協議に向け一時停戦提唱 ヒ

ビジネス

IMF、世界成長率を下方修正へ 金融支援需要は最大

ビジネス

米2月PCE価格指数、0.4%上昇に伸び加速 利下
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポケモンが脳の発達や病気の治療に役立つかも
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 6
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 7
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 8
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    「嬉しすぎる」アルテミスII打ち上げのNASA管制室、…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 8
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 9
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 10
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中