ニュース速報

ビジネス

完全失業率4月は2.6%、2年4カ月ぶり高水準 コロナで休業者過去最高

2020年05月29日(金)10時52分

総務省が29日発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月(2.5%)から0.1ポイント上昇した。写真は5月26日、東京新宿で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 29日 ロイター] - 総務省が29日に発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月(2.5%)を上回った。新型コロナウイルス感染症の影響で、2017年12月以来2年4カ月ぶりの高水準となった。ロイターの事前予測調査2.7%を下回ったものの、完全失業率は上昇傾向にある。

厚生労働省が発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍で、前月から0.07ポイント低下。2016年3月(1.31倍)以来の低水準となり、事前予測1.33倍を下回った。

<休業者数は過去最高>

就業者数(季節調整値)は6628万人と前月に比べ80万人減少。これまで就業者数は増加していたが、7年4カ月ぶりに減少に転じた。

就業者数6628万人のうち、休業者は597万人(前年同月比420万人増)で、比較可能な1967年12月以降、過去最高だった。3月の249万人から急増。緊急事態宣言の発出に伴い、さまざまな業種で経済活動が停滞したこと影響した。

完全失業者数は189万人で、前年同月比13万人増加。3カ月連続で増加となった。

<有効求人、宿泊業中心にコロナの影響>

4月の有効求人(季節調整値)は前月比で8.5%減少。特に宿泊業、飲食サービス業で新型コロナの影響が出たという。

4月の新規求人(原数値)は前年同月比で31.9%減少。産業別にみると、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業など幅広い業種で減少し、製造業は同40.3%減だった。

解雇等見込み人数は5月27日時点で1万4829人。給与等の調整など、雇用調整の可能性があった事業所数は2万6115件だった。

厚労省の担当者は4月の結果について「緊急事態宣言の発出に伴う外出自粛要請でサービス業を中心に経済活動が停滞した」と指摘。5月も緊急事態宣言の影響は出るため、「4月と同様、下がり基調になるのは避けられないだろう」とみている。

*見出しを修正しました。

(浜田寛子 編集:青山敦子)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

焦点:ギンズバーグ判事の死、米社会の「右旋回」に現

ビジネス

米ハイテク株主導で続伸、ダウ週間で4週連続値下がり

ビジネス

ドル上昇、週間では4月上旬以来の大幅な値上がり=N

ワールド

トランプ氏、最高裁判事に保守派バレット判事を指名意

MAGAZINE

特集:コロナで世界に貢献した グッドカンパニー50

2020-9・29号(9/23発売)

新型コロナで企業フィランソロピーが本格化──利益も上げ、世界を救うグッドカンパニー50社を紹介

人気ランキング

  • 1

    中国軍の侵攻で台湾軍は崩壊する──見せ掛けの強硬姿勢と内部腐敗の実態

  • 2

    日本がついに動く実物大のガンダムを建造、ファンに動画が拡散

  • 3

    核武装しても不安......金正恩が日本の「敵基地攻撃能力」を恐れる本当の理由

  • 4

    中国の台湾侵攻に備える米軍の「台湾駐屯」は賢明か 

  • 5

    尖閣問題への米軍介入で中国軍との戦闘は不可避──仮…

  • 6

    ロックダウンに耐え忍んだ末のイギリスの規制強化は…

  • 7

    美貌の女性解説員を破滅させた、金正恩「拷問部隊」…

  • 8

    インドネシア、コロナ死者1万人突破 政府は打つ手な…

  • 9

    新型コロナ感染で、パーキンソン病のリスクが高まる…

  • 10

    韓国の新法相、秋美愛氏にも不正疑惑で、文在寅不信…

  • 1

    安倍首相の辞任で分かった、人間に優しくない国ニッポン

  • 2

    中国人民解放軍、グアムの米空軍基地標的とみられる模擬攻撃の動画公開

  • 3

    日本がついに動く実物大のガンダムを建造、ファンに動画が拡散

  • 4

    尖閣問題への米軍介入で中国軍との戦闘は不可避──仮…

  • 5

    権威なき少数民族にはここまで残酷になれる、中国の…

  • 6

    中国軍の侵攻で台湾軍は崩壊する──見せ掛けの強硬姿…

  • 7

    美貌の女性解説員を破滅させた、金正恩「拷問部隊」…

  • 8

    どこが人権国家? オーストラリア政府がコロナ禍で…

  • 9

    核武装しても不安......金正恩が日本の「敵基地攻撃…

  • 10

    2020年ドイツ人が最も恐れるのは......コロナではな…

  • 1

    安倍首相の辞任で分かった、人間に優しくない国ニッポン

  • 2

    中国人民解放軍、グアムの米空軍基地標的とみられる模擬攻撃の動画公開

  • 3

    【動画】タランチュラが鳥を頭から食べる衝撃映像とメカニズム

  • 4

    反日デモへつながった尖閣沖事件から10年 「特攻漁船…

  • 5

    1件40円、すべて「自己責任」のメーター検針員をク…

  • 6

    日本がついに動く実物大のガンダムを建造、ファンに…

  • 7

    米中新冷戦でアメリカに勝ち目はない

  • 8

    アラスカ漁船がロシア艦隊と鉢合わせ、米軍機がロシ…

  • 9

    尖閣問題への米軍介入で中国軍との戦闘は不可避──仮…

  • 10

    太陽の黒点のクローズアップ 最新高解像度画像が公…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!