ニュース速報

ビジネス

米4-6月期GDPは3割縮小、バーナンキ氏予想 回復まで数年も

2020年04月08日(水)06時28分

バーナンキ元米連邦準備理事会(FRB)議長は7日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策で経済活動が停止する中、米経済は第2・四半期は30%を超えて縮小する恐れがあり、経済が立ち直るまでに数年かかる可能性があるとの見方を示した。アトランタで昨年1月撮影(2020年 ロイター/CHRISTOPHER ALUKA BERRY)

[サンフランシスコ 7日 ロイター] - バーナンキ元米連邦準備理事会(FRB)議長は7日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策で経済活動が停止する中、米経済は第2・四半期に30%を超えて縮小する恐れがあり、経済が立ち直るまでに数年かかる可能性があるとの見方を示した。

バーナンキ氏は米シンクタンクのブルッキングス研究所で行われたイベントで、新型ウイルス感染拡大に対応してこれまでに打ち出された財政政策、および金融政策は適切だったが、さらなる対応が必要とし、「全般的には経済に極めて悪い年になる恐れがある」と指摘。「経済の再開に向け実施できることはあるが、再開が危機の再燃につながらないという、より強い確信が得られるまで、経済は通常状態には戻らないと考えている」と述べた。

その上で、過去の事例を踏まえると、回復が続く期間は2007─09年の世界的な金融危機後の回復期と比べると格段に短くなると予想。米経済は回復するが、数年間の回復はわずかなものになるとの見方を示した。

新型コロナワクチンの実用化は早くて1年先とみられる中、今後のウイルス感染の推移が不況の期間や深刻さを決定づけるとし、新型コロナを終息に持ち込めれば、経済はもちろん急速に回復するが、実際には経済活動の再開は段階的とならざるを得ないとみられ、感染が再び拡大した場合、経済の再開は先送りを余儀なくされる恐れがあると語った。

FRBの政策については、必要に応じてバランスシートを拡大し、銀行融資支援などの措置を講じることが可能とした。

また中小企業の立ち直りが不可能な場合、企業の集中化を招くほか、消費者が新たな危機への恐怖心に取りつかれたり、クルーズなど観光業界が一変してしまう可能性もあり、こうした状況は「禍根」として残り得ると指摘。さらに景気が著しく好転するまでに1ー2年はかかるだろうと警告した。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

EU、新型コロナ危険度を最高レベルに指定せず 4段

ワールド

英銀行、対EU交渉時間切れに備えるべき=英中銀

ワールド

サウジとロシア、協調減産1カ月延長で合意 順守強化

ビジネス

米ADP民間雇用、5月は276万人減 落ち込み和ら

MAGAZINE

特集:検証 日本モデル

2020-6・ 9号(6/ 2発売)

日本のやり方は正しかったのか? 感染対策の効果を感染症専門家と考える

人気ランキング

  • 1

    西浦×國井 対談「日本のコロナ対策は過剰だったのか」

  • 2

    世界最速の座から転落 「上海リニア」もはや無用の長物?

  • 3

    トランプの着々と進む「戦争」準備、ワシントン一帯に兵を配備

  • 4

    東京都「東京アラート」発動、レインボーブリッジ赤く…

  • 5

    警官と市民の間に根深い不信が横たわるアメリカ社会…

  • 6

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がア…

  • 7

    韓国総選挙にデジタル不正疑惑か? 中国から開票機…

  • 8

    日本不買運動で韓国人が改めて思い知らされること

  • 9

    トランプ、州兵動員拒否の州知事を非難「NY市はずた…

  • 10

    コロナ禍の世界が熱望する「日本製」 揺るがぬ信頼…

  • 1

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃っているはずだった

  • 2

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 3

    レストランで騒ぐ息子が店員に叱られた話、FBに投稿したら炎上した... なぜ?

  • 4

    ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター

  • 5

    韓国総選挙にデジタル不正疑惑か? 中国から開票機…

  • 6

    「NO JAPAN」に揺れた韓国へ「股」をかけて活躍した日…

  • 7

    ブラジルのコロナ無策は高齢者減らしのため?

  • 8

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 9

    北朝鮮の民間経済を圧迫する独裁者の国債

  • 10

    韓国、アイドルファンも抗議デモ 愛すればこそ、裏切…

  • 1

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 2

    金正恩「死んだふり」の裏で進んでいた秘密作戦

  • 3

    スズメバチが生きたままカマキリに食べられる動画が、アメリカでバズる理由

  • 4

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言し…

  • 5

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 6

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 7

    コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当…

  • 8

    ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑…

  • 9

    コロナ禍で露呈した「意識低い系」日本人

  • 10

    優等生シンガポールの感染者数が「東南アジア最悪」…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!