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市中国債増発18兆円規模に、20年度発行額は147兆円台=政府筋
4月7日、財務省は、緊急経済対策に伴う2020年度国債発行計画見直しで、市中向けのカレンダーベース発行額を147兆円台とする方針を固めた。写真は都内で2013年2月撮影(2020年 ロイター/Shohei Miyano)
[東京 7日 ロイター] - 財務省は、緊急経済対策に伴う2020年度国債発行計画見直しで、市中向けのカレンダーベース発行額を147兆円台とする方針を固めた。複数の政府筋が明らかにした。当初計画からは18兆円規模の増発で、リーマン危機後の16.9兆円を超え過去最大となる。対策規模が膨らみ当初想定していた16兆円規模から上積みした。
増発対象は40年債と物価連動債、流動性供給を除くすべての年限債で、7月から適用する。30年債と20年債、5年債の年度発行額は当初比0.9兆円増とし、それぞれ9.3兆円、11.7兆円、23.7兆円に見直す。
長期金利の指標銘柄となる10年債は当初比1.8兆円増の27.0兆円とする。2年債は年26.7兆円で、当初比2.7兆円の増発となる。割引短期国債(TB)は1年物を増発したうえ、当初計画していなかった6カ月物も新たに計上する。
今回の見直しに併せて物価連動債の発行額は年1.2兆円に減らす。40年債と流動性供給は当初予定額を変更しない。
*内容を追加しました。
(山口貴也)