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ジョンソン首相の成長政策に期待、新型肺炎は注視=英中銀総裁
1カ月後に退任を控える英イングランド銀行(BOE、中央銀行)のカーニー総裁はロイターのインタビューに応じ、ジョンソン英首相の成長促進策には希望の兆しがあるかもしれないと述べた。写真は2月13日、ロンドンで撮影(2020年 ロイター/Dylan Martinez)
[ロンドン 14日 ロイター] - 1カ月後に退任を控える英イングランド銀行(BOE、中央銀行)のカーニー総裁はロイターのインタビューに応じ、ジョンソン英首相の成長促進策には希望の兆しがあるかもしれないと述べた。
1月31日の英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)につながる12月の総選挙勝利を受け、ジョンソン首相は今週、1000億ポンド(1300億ドル)超の規模になるとも見込まれる新たな高速鉄道を承認。ロンドンやその他大都市に比べて成長率が大きく劣る地域へのさらなる支援を約束した。
約7年の任期を終えるカーニー総裁はブレグジットに伴う経済の潜在的な利点に関する質問に対し、「一歩退いてより大きく変革する」のに適した環境だと指摘。「(ブレグジットから)日は浅いが、いくつかの構想がある。それは予算案で判明するだろうが、チャンスの一部を捉えていることを示唆する」と述べた。
カーニー総裁のインタビューは13日に行われた。予算案は3月11日に発表される。
総裁はまた、中国を中心とする新型コロナウイルスの感染拡大について、英国の銀行は今回見込まれる影響よりもはるかに深刻な経済崩壊に耐えるためのストレステストを受けていると説明。各中央銀行は感染拡大を反映した1─2四半期のデータに「目を通す」ことを強いられるかもしれないと指摘しつつ、中銀を含めた政策当局者は必要があれば行動する準備ができていると述べた。