ニュース速報

ビジネス

トヨタ、2月9日まで中国工場の稼働停止 新型肺炎拡大で

2020年01月29日(水)18時51分

 1月29日、トヨタ自動車は、中国の工場について、2月9日まで稼働させないと明らかにした。写真はスイスのジュネーブで昨年5月撮影(2020年 ロイター/PIERRE ALBOUY)

[東京 29日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は29日、中国にあるすべての工場の稼働を2月9日まで停止すると明らかにした。10日以降については状況をみながら判断する。

稼働を停止するのは、合弁工場である広汽トヨタなど4つの車両組み立て工場と8つの部品工場の計12工場。組み立て工場では当初、3日か4日から再開する予定だった。

新型コロナウイルスによる肺炎感染が拡大しているため、一部の地域では企業に2月9日より前に業務を再開しないよう指示が出ている。[nL4N29V0DI]

中国に駐在している日本人社員については、今のところ引き上げなどの対応は予定していない。ただ、春節(旧正月)の連休などで帰国する場合、「帰国日を含む最低10日間の自宅待機や在宅勤務のほか、健康チェックも受けるようお願いしている」(広報担当者)といい、駐在員の家族に関しては一時帰国を推奨している。

トヨタの社員は新型コロナウイルスの発生した中国・武漢には駐在しておらず、出張者もいなかった。

同社はまた、中国赤十字社に対し、マスク・防護服などの医療用品の購入費用として1000万元を寄付することを表明した。

*内容を追加しました。

(田実直美、白木真紀)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

豪就業者数、10月は4.22万人増 失業率4.3%

ビジネス

11月ロイター企業調査:高市政権で経営環境「良くな

ビジネス

11月ロイター企業調査:26年春闘賃上げ幅、72%

ビジネス

アルゼンチンCPI、10月は前月比2.3%上昇 前
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編をディズニーが中止に、5000人超の「怒りの署名活動」に発展
  • 4
    炎天下や寒空の下で何時間も立ちっぱなし......労働…
  • 5
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 6
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 7
    ついに開館した「大エジプト博物館」の展示内容とは…
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 10
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中