ニュース速報

ビジネス

インドの石油需要の伸び、2020年代半ばまでに中国上回る=IEA

2020年01月10日(金)15時22分

[ニューデリー/ムンバイ 10日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は10日、インドの石油需要の伸びが2020年代半ばまでに中国を上回るとの見通しを示した。今後、同国の石油精製所への投資が増える一方、中東からの原油供給が混乱した場合の影響をより受けやすくなる。

インドの石油需要は2017年の日量440万バレルから、2024年までに同600万バレルに増加すると予想されている。しかし、国内生産の増加はわずかなものにとどまるため輸入原油への依存度が高まり、中東からの供給が停止すれば影響はこれまでよりさらに大きくなる。

IEAの11月時点での推定によると、中国の石油需要の伸びは2020年代半ばまでにインドをやや下回る公算が大きい。そしてその差はその後徐々に拡大していくとみられている。

IEAはインドのエネルギー政策に関するリポートで「インド経済はすでに供給停止や地政学的な先行き不透明感、石油価格の変動による影響を受けやすくなっており、今後さらにそれらの影響が大きくなる」と指摘した。

中東地域での地政学的緊張の高まりを受けて原油価格は上昇しており、北海ブレント先物は一時1バレル=70ドルを突破した。

インドをはじめアジア諸国は中東からの原油輸入に大きく依存している。インドはイラクが最大の輸入先。

IEAによると、インドの石油消費量は中国、米国に次いで世界第3位。需要の80%以上を輸入しており、このうち65%が中東からホルムズ海峡を経て供給されている。

IEAは戦略石油備蓄を増やすことがインドにとって重要だと指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アトランタ連銀総裁「インフレ依然高すぎ」、FRBの

ワールド

韓国前大統領への求刑延期、13日に 極刑の可能性も

ワールド

仏英独首脳、イラン抗議デモ弾圧を非難 暴力行為の自

ビジネス

米12月雇用、予想下回る5万人増 失業率4.4%に
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    「不法移民からアメリカを守る」ICEが市民を射殺、証…
  • 6
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 7
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 8
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 8
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 9
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 10
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中