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英サービスPMI改定値、11月は49.3 総選挙控えた不透明感が重し
12月4日、IHSマークイット/CIPSが発表した11月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.3と、前月の50.0から低下した。ロンドンの金融街で2018年12月撮影(2019年 ロイター/Simon Dawson)
[ロンドン 4日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した11月の英サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.3と、前月の50.0から低下した。速報値の48.6からは上方修正されたが、景況拡大と悪化の節目である50を下回った。
サービス部門には3カ月間、成長がみられない。
IHSマークイットのエコノミスト、ティム・ムーア氏は「サービス業者は、最近の低迷について、国内の政治の状況が明らかになるまで新規事業に関する決定を先延ばししていることが原因と指摘している」と述べた。
12月12日の総選挙を前に事業活動が低迷していることがうかがわれる。
PMIに基づくと第4・四半期の成長率はマイナス0.1%となる見込み。速報値の段階ではマイナス0.2%だった。
新規受注は、欧州連合(EU)離脱を決定した国民投票直後の2016年7月以降で最大の落ち込みとなった。
製造業とサービス部門を合わせた総合PMI改定値は49.3。10月の50.0から低下し、9月と同じ38カ月ぶりの低水準となったが、速報値の48.5からは上方改定された。