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IMF、融資枠巡りアルゼンチン次期大統領と協議の用意
11月7日、国際通貨基金(IMF)はアルゼンチンと合意している総額570億ドルの融資枠の今後について、フェルナンデス次期大統領といつでも協議する用意があると表明した。写真は2018年9月4日、ワシントンのIMF本部前で撮影(2019年 ロイター/Yuri Gripas)
[ワシントン 7日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は7日、アルゼンチンと合意している総額570億ドルの融資枠の今後について、フェルナンデス次期大統領といつでも協議する用意があると表明した。ただ協議の日程は決まっていないという。
IMFのライス報道官はワシントンで行った定例記者会見で、「先方にとって都合の良い時期に協議に入る用意がある」と語った。
10月27日の大統領選で勝利したフェルナンデス氏は、緊縮財政策の痛みを軽減するため、IMFと融資プログラムの再協議を行うことを主な選挙公約に掲げていた。
フェルナンデス氏は7日に放映されたロシア国営テレビRTとのインタビューで、現状ではアルゼンチンに債務返済は不可能と発言。「アルゼンチン経済には回復が必要だ。生産性と輸出を回復させなければならない。それができれば、債務を支払う資金が獲得できる」と述べた。
その上で、「現在(わが国が)抱える債務を踏まえると、交渉は困難になるだろう」と付け加えた。