ニュース速報

ビジネス

ECBの銀行監督部門トップ人事、接戦の様相=関係筋

2018年11月06日(火)15時47分

 11月6日、複数の関係筋によると、欧州中央銀行(ECB)の銀行監督部門「単一監督メカニズム」のトップの座を巡る争いが接戦の様相を呈している。写真(左)はアイルランド中銀のシャロン・ドナリー副総裁。ダブリンで2016年11月撮影(2018年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

[フランクフルト 5日 ロイター] - 複数の関係筋によると、欧州中央銀行(ECB)の銀行監督部門「単一監督メカニズム」のトップの座を巡る争いが接戦の様相を呈している。

これまでは、アイルランド中銀のシャロン・ドナリー副総裁が有力とみられていたが、ここ数週間で、イタリア出身のアンドレア・エンリア欧州銀行監督機構(EBA)議長を支持する声が拡大。7日午後に行われるECB理事会の無記名投票は、両者の接戦になる見通しという。

単一監督メカニズムは、欧州債務危機を受けて4年前に設立。ユーロ圏の大手銀行118行を監督している。

ドナリー、エンリア両氏とも、高い資質を備えているとの見方が多いが、ドナリー氏はECBで銀行の不良債権削減を中心になって進めてきた人物。このため、不良債権の多いイタリア、ギリシャなど南欧諸国からは、一段の不良債権削減で自国銀行が増資を迫られ、株価下落で買収の標的になるのではないかとの懸念の声が出ている。

関係筋によると、多くの南欧諸国はドナリー氏のトップ就任に反対している。エンリア氏はイタリアの政界から独立した人物とみられており、北部諸国の票が割れる可能性があるという。

ECBの報道官はコメントを控えている。

単一監督メカニズムのトップは、現在ダニエル・ヌイ委員長が務めている。新委員長は来年1月に就任する予定。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン紛争、レバノンに拡大 クウェートが米軍機を誤

ビジネス

NY外為市場=円・ユーロ下落、イラン情勢受けた原油

ワールド

米軍、作戦開始以降イランで1250超の標的攻撃 艦

ワールド

イラン外相「米は外交裏切った」、地域諸国に圧力呼び
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医師が語る心優先の健康法
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 7
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 8
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    【トランプ関税はまだ序章】新関税で得する国・損す…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中