ニュース速報

米求人件数、8月は1年半ぶり低水準 採用も減少

2019年10月10日(木)03時08分

[ワシントン 9日 ロイター] - 米労働省が9日に発表した8月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数(季節調整済み)が12万3000件減の705万1000件と、2018年3月以来、約1年半ぶりの低水準となった。求人率も4.4%と、前月の4.5%から低下。労働需要の減退を受け雇用増のペースが鈍化している可能性が示唆された。

求人件数は18年終盤に760万件とピークを付けたが、その後は減少傾向にあり、8月は3カ月連続での減少となった。

8月は製造業の減少が顕著で、非耐久財部門で4万9000人減となった。情報関連業も4万7000人減少した。

RDQエコノミクスのチーフエコノミスト、ジョン・ライディング氏は過去2回の不況時には先に求人率の低下が見られたと指摘。企業の設備投資需要の低下が労働市場に波及し始めているかどうかを占う上で、今後数カ月の求人データが注目されるとした。

採用件数は19万9000件減の577万9000件。民間部門の採用減が顕著だった。採用率は3.8%と、前月の3.9%から低下した。

自発的な離職件数は352万6000件と、前月の366万8000件から減少。自発的な離職率は2.3%と、前月の2.4%から低下した。自発的な離職率は労働市場における信頼感の水準を見極めるために政策担当者やエコノミストが注目している。

レイオフ件数は178万7000件と、前月からほぼ横ばい。レイオフ率も1.2%と、横ばいだった。

労働省が4日に発表した9月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比13万6000人増となり、増加ペースは前月の16万8000人から鈍化した。ただ失業率は3.5%と、1969年12月以来、約50年ぶりの低水準となった。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

原油先物4.7%急騰、中東情勢緊迫で2025年1月

ビジネス

米国株式市場=下落、ダウ403ドル安 中東紛争でイ

ワールド

トランプ大統領、スペインとの貿易を全面停止へ 基地

ビジネス

NY外為市場=ドル全面高、中東緊迫化で安全資産需要
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び率を記録した「勝因」と「今後の課題」
  • 4
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 5
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 6
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    「日本食ブーム」は止まらない...抹茶、日本酒に「あ…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中