ニュース速報

米が関税「第4弾」発動、中国も報復 トランプ氏は協議継続表明 

2019年09月02日(月)07時41分

[北京 1日 ロイター] - 米国と中国は1日、互いの輸入品に対する追加関税を0401GMT(日本時間午後1時01分)に発動した。

米トランプ政権による対中制裁関税「第4弾」は、9月1日付で1250億ドル相当以上の中国からの輸入品を対象に15%の追加関税を課す。スマートスピーカー、ブルートゥースヘッドフォン、靴などが含まれる。携帯電話、ノート型パソコン、おもちゃ、衣類に対する追加関税は12月15日に発動する。

中国は報復措置として、米国から輸入する750億ドル相当の製品の一部に追加関税を課す。計5078品目のうち、9月1日付で1717品目に5─10%の追加関税を課す。残りは12月15日に発動する。

中国国営の新華社は「世界で唯一の超大国である米国は、相応の責任を負い、世界をより良く豊かにするために他国と協力する必要がある。その時初めて、米国は再び偉大になれる」とした。

また共産党機関紙「人民日報」は、関税が中国の発展を阻害することはできない、と指摘した。

トランプ米大統領は8月30日、米中の通商担当チームが交渉を続け、9月に会合を開くと述べた上で、予定通り9月1日に対中関税を発動する方針を示していた。

トランプ氏は1日、ツイッターへの投稿で、人民元の下落を踏まえると関税は米消費者にさほど影響を及ぼさないと主張する米経済学者、ピーター・モリシ氏のコメントを引用し、米経済への打撃を否定した。さらに、引き続き中国以外のサプライヤーを探すよう米企業に求めた。

トランプ氏は「われわれは中国の召使いにはなりたくない!」と書き込み、「米国の自由に関わる問題だ。サプライチェーンを再構築すべきだ。全てを中国から買う必要はない」と強調した。

その後、トランプ氏は記者団に、中国との交渉は続いていると説明し、9月の協議は予定通りに行うと述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

任天堂、政策株縮減へ3000億円売り出し 三菱UF

ワールド

ルーブルは今年25%近く下落か、ロシアの財政準備基

ワールド

米イラン核協議で進展、合意になお隔たり 来週に実務

ワールド

パナマ当局、香港CKハチソンの子会社を捜索=関係筋
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルーの大スキャンダルを招いた「女王の寵愛」とは
  • 4
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 5
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 6
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 7
    「まるで別人...」ジョニー・デップの激変ぶりにネッ…
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    【和平後こそリスク】ウクライナで米露が狙う停戦「…
  • 10
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 5
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 9
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 10
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中