ニュース速報

香港、中国軍介入が必要な状況にない=全人代香港代表

2019年08月30日(金)15時12分

[北京 30日 ロイター] - 中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の香港地区代表で香港特区基本法委員会の譚恵珠(マリア・タム)副主任は29日夜、香港は緊急条例を発動したり中国軍に介入を要請したりする状況には程遠いとの見解を明らかにした。

北京でロイターのインタビューに応えた。

「現時点でなお多くの手段がある」と述べ、警察や公的秩序に関する政令には事態収拾のために使えるさまざまな項目があると指摘した。行政長官に強大な権限を与える「緊急状況規則条例」の発動が必要な段階には「かなり距離がある」との認識を示した。

ただ「いずれの措置も機能しなかった場合、行政長官が(緊急条例の)発動を検討せざるを得なくなる可能性がある」とくぎを刺した。

タム氏は自然災害や極度の無秩序状態などが発生した場合、香港政府は基本法14条に基づいて中国軍に出動を求めることができると述べ、国務院(内閣に相当)を通じて、香港を管轄する広州の軍司令部に要請することになると説明した。その上で「そうした状況には程遠い」と言明した。

中国の中央政府はこれまで林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官への支持を繰り返し表明している。タム氏は習近平国家主席とは面会していないが、複数の中央政府高官がラム氏支持を明言したと述べた。

また「ラム氏は職務を続け、間違ったことを正す必要がある」と強調した。同氏が辞任する可能性については「そうなるとは思わない」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

シェブロン、ルクオイル海外資産入札でPEと連携 2

ワールド

イエメン分離派指導者、サウジ会合ボイコット 緊張緩

ワールド

英建設業、金融危機以降で最長の低迷 12カ月連続マ

ビジネス

フジHD、旧村上系がサンケイビル買収検討 情報リス
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが「手紙配達」をやめた理由
  • 4
    「見ないで!」お風呂に閉じこもる姉妹...警告を無視…
  • 5
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 6
    「悪夢だ...」バリ島のホテルのトイレで「まさかの事…
  • 7
    若者の17%が就職できない?...中国の最新統計が示し…
  • 8
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 9
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 10
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 4
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 7
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 8
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 9
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 10
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中